iPhoneをうっかり手に入れてしまったので、それまで使ってきたアドエス(Advanced/W-ZERO3[es])は処分することにしました。
ざっくり調べてみたところ、ヤフオクで売るよりも高値になる確率が高そうだったので、ソフマップへ。
(運が良ければヤフオクのほうが高値が付くようだけど、平均落札額と比べるとソフマップのほうが良かった)
査定結果は、満額なら7,000円のところ欠品2点で6,000円。USBケーブル-300円、アプリケーションCD-700円。
確かにUSBケーブルは忘れてました。でもCDなんてもともと箱から出しゃしないし、欠品のはずがないんだけど…?
とりあえず家に帰って探してみました。
USBケーブルは、引き出しに何本も入っていて、正直なところどれがアドエスに付属していたのか分からないのですが、まあどれでも機能的には一緒ですし、それっぽいものを持って行くことに。
CDはやっぱり見つかりません。
というわけで再びソフマップに行き、箱の内容を確認。ほらCD入ってるじゃないですか。CDは元々この1枚しか同梱されていなかったはず。
ところが店の人曰く、何がいくつ同梱されていたかはソフマップとしてデータベース化されており間違いはないと。取説に「CD-ROMに収録のアプリケーションマニュアル」と書かれているのに、このCDのラベルは「Getting Started CD」とあるだけで「アプリケーションCD」とは書いてない。だから他にあったはずだと。
いやいや、だったらちょっとここ見てください、取説の同梱品一覧のところ、「CD-ROM」としか書かれていません。CDが2枚入ってるならそう書いてあるはず。
さらに、こっちの分厚い取説の…ほら、アプリケーションマニュアルについて「付属のCD-ROMに収録されている」としか書かれていない。「どのCDに」という説明がないってことは、CDは最初から1枚しかなかったはず。このCDの中身を確認してみていただけません?
ここでお店の人が奥に入っていって数分。やっとこちらの言い分が通りました。欠品無しの満額査定7,000円。
ソフマップの査定用データベースに、本来存在しない「アプリケーションCD」なるものが登録されていたようなので、お店の現場の人を責めてもしょうがないのですが、何だかなあ。
しかし、これまでソフマップでアドエスを売った人は、みんな「アプリケーションCDが欠品」と“ありもしないもの”を要求されて700円減額されてきたのでしょうか…? だとしたら気の毒な話です。
お詫びに何かサービスしてくれるかとちょっぴり期待しましたが、特に何もなし。まあ、いちゃもんつけに来たわけじゃないからいいんですが。
買取金額は、現金はなくポイントで貰うと10%増しになります。でもソフマップって滅多に利用しないからポイントで貰ってもなあ…でも10%の差は大きいし、と迷ったのですが、ビックカメラのポイントで貰うこともできると判明。(ビックカメラ店舗内にあるソフマップだけかも?)
ビックのポイントで貰っても10%増し。ビックポイントはSuica電子マネーに交換できるので、ほとんど現金みたいなものです。というわけで無事7,700ポイント受け取りました。
(なおビックポイントで受け取る場合は、中古の日でも+15%にならず+10%のままのようです)
それにしてもアドエス、7,700円ですか。買ったときは……いくらで買ったっけと思い出してみたら、「実質0円」でした。とはいえ契約してから24ヶ月経ってなかったので、月々の割引1,096円×残り9ヶ月を受けられなくなり、「実質9,864円で買った」と言えるのかもしれません。
だとすると、端末代金は15ヶ月使って、9,864-7,700=実質2,164円。1ヶ月144円でレンタルしたと考えると、激安でした。
2009-04-18
2009-04-17
Debianでデフォルトのエディタを変更するには
vipw とか crontab -e とかでファイルを編集するとき、Debianではデフォルトがnanoというエディタになっています。
nanoは画面最下行に基本的なコマンドの一覧が表示されるので、使ったことがなくても設定ファイルを編集して保存して終了するくらいなら何とかなります。でも指がviに慣れちゃってるので、よし終了! と思ってふと気付くと終了してないうえに変なところに ZZ って書いてある…という羽目によく陥ります。(ZZ=viで「保存して終了」コマンド)
環境変数 EDITOR に vi って書いておけばいいことは知っていましたが、Debianのレベルでデフォルトのエディタを変更する方法を調べてみました。次のコマンドで、システムにインストールされているエディタのうち、どれをデフォルトにするか選べます。
nanoは画面最下行に基本的なコマンドの一覧が表示されるので、使ったことがなくても設定ファイルを編集して保存して終了するくらいなら何とかなります。でも指がviに慣れちゃってるので、よし終了! と思ってふと気付くと終了してないうえに変なところに ZZ って書いてある…という羽目によく陥ります。(ZZ=viで「保存して終了」コマンド)
環境変数 EDITOR に vi って書いておけばいいことは知っていましたが、Debianのレベルでデフォルトのエディタを変更する方法を調べてみました。次のコマンドで、システムにインストールされているエディタのうち、どれをデフォルトにするか選べます。
# update-alternatives --config editor
2009-04-06
Debian(lenny)のネットワークインストールでハマらないために
Debian GNU/Linux 5.0(lenny)のインストールをネットワークブートで行おうとしてちょっとハマったので、メモを残しておきます。
Debianの前バージョン(etch/4.0)の場合は「DNRH-001にDebian EtchをPXEネットワークブートしてインストール」等で説明されているとおりですが、一番のハマりどころが現バージョン(lenny)で変わっているようだったので。
(私が常用している展開ソフトはシンボリックリンクの処理が適当だったためハマりました。もしかしたらWindows用の展開ソフトは基本的にムリかもしれません)
以下、Windowsマシンをサーバーにしてネットワークインストールを行う手順と、上記問題の解決方法です。
PCにLinuxをインストールする場合、まずはインストーラーを起動しなければいけません。
Windows用アプリケーションの場合はWindows上でインストーラーを起動しますが、Debian GNU/Linuxの場合、インストーラーはWindowsのソフトではないのでWindows上で起動することはできません。(Windowsからインストーラーを起動できるLinuxディストリビューションもあるようですが)
じゃあどうするかと言うと、ポピュラーなのは「インストーラーをCD/DVD-Rに焼いて、PC電源投入時に(HDDでなく)CD/DVDから起動する」という方法です。ただ、ノートPCの場合はCD/DVDドライブが付いていなかったりします。
そういうときのために最近は「USBメモリ/HDDにインストーラーを書き込んで、そこから起動する」という方法もよく使われます。しかし今回私がDebianを入れようとしたのは古いPCで、USBメモリからの起動に対応していませんでした。
そんな場合でも、マシンが「ネットワークブート」に対応していれば大丈夫。インストーラーをネットワーク越しにダウンロードして起動する、という離れワザがあるのです。
ネットワークブートによるインストールについては、次のサイトで公式の情報が得られます。
⇒TFTP ネットブート用ファイルの準備(Debian GNU/Linux インストールガイド)
要は、ネットワーク越しにインストーラーをダウンロードするわけですから、その配信元のサーバーを用意しましょうという話です。
……というように、「どんなプラットフォームでもOK」と書かれていながらWindowsでの例が載ってなかったりするのですが、Windowsでも大丈夫です。
◇Debianをインストールしたいマシン(以下「クライアントPC」と呼びます)
◇インストーラーを配信するWindowsマシン(以下「サーバーPC」)
◇インターネット環境
◇サーバーソフト Tftpd32 (後でインストールしますが、とりあえずダウンロードだけしておいてください。zip版で問題ないですが、インストーラーが好きならexeのほうでもOKです)
◇Debianインストーラー(これから説明します)
サーバーとなるPC上での作業です。
というのも、サーバーPCではDHCPとTFTPという2つのサービスを提供するのですが、既存のネットワーク上でうっかりDHCPサーバーを起動してしまうと、ネットワーク上の他のマシンがインターネットに出られなくなってしまう可能性があるからです。
特に、「管理者が自分ではなく、他の人も利用しているネットワーク」(職場とか学校とか公衆無線LANとか)の場合、変なDHCPサーバを立ち上げようものならネットワーク管理者を怒らせることは間違いないので、そういう接続はLANケーブルを引っこ抜くとかしてから作業に臨みましょう。
上でもリンクしたDNRH-001にDebian EtchをPXEネットワークブートしてインストールでは既存のネットワークにうまくなじむDHCPサーバの設定方法が紹介されていてスマートです。ただし、多少DHCPの知識がないと厳しいかも。
また、ネットワークインストールを手順を説明するサイトで一番多いのは「ネットワーク内で既に動いているDHCPサーバ(たいていの場合はルータのDHCP機能)を止めましょう」というもので、これも堅実です。
が、ここでは別解として強引な方法を紹介しておきます。サーバーPCとクライアントPCを直結する別のネットワークを作ってしまうという方法です。
この方法の場合、サーバーPCのネットワークインターフェースが有線ポート1つ(無線ゼロ)しかない場合、Debianインストーラーが起動するまではサーバーPCからインターネットにつなげなくなるので要注意です。
(Debianのインストール途中でネットワークケーブルを挿し替えるので、その後はインターネットにつながります)
さて、ネットワーク構成が決まったら、次はインストーラーをサーブ(提供)するサーバーの準備です。これもサーバーPC上での作業。
これで準備は整いました。クライアントPCを「ネットワークブート」モードで起動します。
ネットワークブートの方法は機種によって違うので、マニュアルを見てください。キーボードの特定のキーを押しながら起動するとか、起動時に表示されるメニューから選ぶとか、BIOSで設定するとか、いろいろです。
ネットワークブートすると、まずはDHCPでIPアドレスを取得しようとするはずです。クロスケーブルで直結した場合は、「DHCPでIPアドレス取得中…」のような画面になってからしばらくすると、Tftpd32の「Server interface」欄で、クロスケーブルのサーバー側インターフェースのIPアドレスが選択できるようになりますので、すかさず選びます。
IPアドレスを取得できたら、次いでTFTPでDebianインストーラーを取得・起動するはずです。
うまく行かない場合は、Tftpd32の「Log viewer」タブでログが見られますので、解決の助けにしてください。
クライアントPCでDebianのインストーラーの手順を進めていくと、ほどなくネットワークの設定に入りますので、サーバーPCとつないでいるケーブルをクライアントPCから抜きます。クライアントPCをふだん利用したいネットワークに接続しなおしてから、ネットワークの設定を続行します。
普段使いのネットワークもDHCPを利用する場合、つなぎなおした直後はDHCPでのIPアドレス取得に失敗するかもしれませんが、めげずにもう一度DHCPに挑戦するとIPアドレスを取れるかもしれません。
ここでクライアントPCをインターネットに接続できないと、Debianのインストールに必要なファイルを取って来られず、インストールが完了できません。ただし、有線でインターネットにつなぐ環境がなくても、インストーラーは無線LANを認識できるかもしれません。
最後に、サーバーPCのネットワークインターフェースの設定も元に戻します。

「IPアドレスを自動的に取得する(O)」に戻す場合、下のDNSの設定がつられて変わっちゃってるはずなので、こちらも「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する(B)」に戻します。
こんな感じですので、お皿かUSBメモリから起動できるんだったら、そのほうがネットワークインストールよりよっぽどかラクです。どちらにも対応していない古いサブノート/ミニノートPCをお使いの方か、ちょっと目新しいことでもしてみるかという好奇心旺盛な方向け、といったところでしょうか。
Debianの前バージョン(etch/4.0)の場合は「DNRH-001にDebian EtchをPXEネットワークブートしてインストール」等で説明されているとおりですが、一番のハマりどころが現バージョン(lenny)で変わっているようだったので。
概要
インストーラ(ブートイメージ)が格納されているファイル「netboot.tar.gz」をWindows上で展開するときは、展開ツール(解凍ソフト)が「シンボリックリンクをどう処理するか」に注意する必要があります。(私が常用している展開ソフトはシンボリックリンクの処理が適当だったためハマりました。もしかしたらWindows用の展開ソフトは基本的にムリかもしれません)
以下、Windowsマシンをサーバーにしてネットワークインストールを行う手順と、上記問題の解決方法です。
ネットワークインストールって何?
まずそもそも「ネットワークインストールって何?」という話から。PCにLinuxをインストールする場合、まずはインストーラーを起動しなければいけません。
Windows用アプリケーションの場合はWindows上でインストーラーを起動しますが、Debian GNU/Linuxの場合、インストーラーはWindowsのソフトではないのでWindows上で起動することはできません。(Windowsからインストーラーを起動できるLinuxディストリビューションもあるようですが)
じゃあどうするかと言うと、ポピュラーなのは「インストーラーをCD/DVD-Rに焼いて、PC電源投入時に(HDDでなく)CD/DVDから起動する」という方法です。ただ、ノートPCの場合はCD/DVDドライブが付いていなかったりします。
そういうときのために最近は「USBメモリ/HDDにインストーラーを書き込んで、そこから起動する」という方法もよく使われます。しかし今回私がDebianを入れようとしたのは古いPCで、USBメモリからの起動に対応していませんでした。
そんな場合でも、マシンが「ネットワークブート」に対応していれば大丈夫。インストーラーをネットワーク越しにダウンロードして起動する、という離れワザがあるのです。
Debianインストーラーのネットワークブート・基礎情報
ネットワークブートによるインストールについては、次のサイトで公式の情報が得られます。
⇒TFTP ネットブート用ファイルの準備(Debian GNU/Linux インストールガイド)
要は、ネットワーク越しにインストーラーをダウンロードするわけですから、その配信元のサーバーを用意しましょうという話です。
Trivial File Transfer Protocol (TFTP) は、 ブートイメージをクライアントに提供するために用います。理論的には、どんなサーバでも、どんなプラットフォームでも、 これらのプロトコルを実装してさえいれば利用できます。 この節では、SunOS 4.x, SunOS 5.x (Solaris), GNU/Linux での例を示します。
……というように、「どんなプラットフォームでもOK」と書かれていながらWindowsでの例が載ってなかったりするのですが、Windowsでも大丈夫です。
用意するもの
◇Debianをインストールしたいマシン(以下「クライアントPC」と呼びます)
◇インストーラーを配信するWindowsマシン(以下「サーバーPC」)
◇インターネット環境
◇サーバーソフト Tftpd32 (後でインストールしますが、とりあえずダウンロードだけしておいてください。zip版で問題ないですが、インストーラーが好きならexeのほうでもOKです)
◇Debianインストーラー(これから説明します)
ネットワークインストール用Debianインストーラーの用意
サーバーとなるPC上での作業です。
- Debian配布サイトから netboot.tar.gz をダウンロードします。日本に住んでいるなら例えばここ。
- 適当なディレクトリに展開します。と言っても「日本語(マルチバイト文字)が含まれるディレクトリ」「スペースが含まれるディレクトリ」は避けたほうが無難です。C:\temp\ あたりが良いかと。
- さて今、ディレクトリ構成は次のようになっていると思いますが、ここからがポイント。
├ debian-installer (ディレクトリ) ├ pxelinux.0 ├ pxelinux.cfg └ version.info
「pxelinux.0」ファイルのサイズが0バイトになっていたり、「pxelinux.cfg」がディレクトリではなくファイルになっていたり(しかも0バイト)という場合は、下記作業を行ってください。
- 「debian-installer\i386\pxelinux.0」(こちらは0バイトではないはず)を、0バイトの「pxelinux.0」に上書きコピーします。
- 0バイトの「pxelinux.cfg」ファイルを削除して、同じ名前の(pxelinux.cfg)フォルダを作成します。
- 「debian-installer\i386\boot-screens\syslinux.cfg」を、先ほど作った「pxelinux.cfg」フォルダにコピーします。
- いまコピーしてきた「syslinux.cfg」を「default」にリネームします。(default.cfgではないので要注意)
- ディレクトリ構造が以下のようになったか確認します。
├ debian-installer (ディレクトリ) ├ pxelinux.0 (15KBくらいのファイル) ├ pxelinux.cfg (ディレクトリ) │ └ default (150バイトくらいのファイル) └ version.info
- これでDebianインストーラーの準備は完了です。
※細かい解説:
なぜ上のような作業が必要だったかというと、tarアーカイブ内にシンボリックリンクで格納されていたファイルを、Windowsの展開ソフトが正しく処理できなかったためです。XPまでのWindowsにはシンボリックリンクがなかったので(参照:Windows NT/2000/XPでシンボリックリンクが利用できるという誤解)、処理できなくても仕方ありません。Vistaだったら(シンボリックリンクに正式に対応しているらしいので)大丈夫なのかもしれませんが、環境がないので分かりません。
ちなみに、netboot.tar.gz の中はこんな風になっています。
% tar tzvf netboot.tar.gz drwxr-xr-x root/root 0 2009-01-24 01:44 ./ drwxr-xr-x root/root 0 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/ drwxr-xr-x root/root 0 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/ -rw-r--r-- root/root 5884850 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/initrd.gz -rw-r--r-- root/root 1468016 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/linux -rwxr-xr-x root/root 15820 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/pxelinux.0 drwxr-xr-x root/root 0 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/pxelinux.cfg/ lrwxrwxrwx root/root 0 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/pxelinux.cfg/default -> ../boot-screens/syslinux.cfg drwxr-xr-x root/root 0 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/boot-screens/ -rw-r--r-- root/root 152 2009-01-24 01:44 ./debian-installer/i386/boot-screens/syslinux.cfg (※他boot-screenns内省略) lrwxrwxrwx root/root 0 2009-01-24 01:44 ./pxelinux.cfg -> debian-installer/i386/pxelinux.cfg lrwxrwxrwx root/root 0 2009-01-24 01:44 ./pxelinux.0 -> debian-installer/i386/pxelinux.0 -rw-r--r-- root/root 55 2009-01-24 01:44 ./version.infoetchの場合は debian-installer/i386/pxelinux.cfg/default は実体を持つファイルでしたが、lennyではboot-screens/syslinux.cfgへのsymlinkになっているため、etchと同じ方法では問題が解決しません。
どういうネットワーク構成にするか
さて、次はインストーラーをサーブ(提供)するサーバーの準備ですが、その前にネットワークインストールの間どういうネットワーク構成にするかを考えておきます。というのも、サーバーPCではDHCPとTFTPという2つのサービスを提供するのですが、既存のネットワーク上でうっかりDHCPサーバーを起動してしまうと、ネットワーク上の他のマシンがインターネットに出られなくなってしまう可能性があるからです。
特に、「管理者が自分ではなく、他の人も利用しているネットワーク」(職場とか学校とか公衆無線LANとか)の場合、変なDHCPサーバを立ち上げようものならネットワーク管理者を怒らせることは間違いないので、そういう接続はLANケーブルを引っこ抜くとかしてから作業に臨みましょう。
上でもリンクしたDNRH-001にDebian EtchをPXEネットワークブートしてインストールでは既存のネットワークにうまくなじむDHCPサーバの設定方法が紹介されていてスマートです。ただし、多少DHCPの知識がないと厳しいかも。
また、ネットワークインストールを手順を説明するサイトで一番多いのは「ネットワーク内で既に動いているDHCPサーバ(たいていの場合はルータのDHCP機能)を止めましょう」というもので、これも堅実です。
が、ここでは別解として強引な方法を紹介しておきます。サーバーPCとクライアントPCを直結する別のネットワークを作ってしまうという方法です。
- サーバPCとクライアントPCを有線LANで直結します。「サーバーPC⇔ハブ⇔クライアントPC」がベストですが、クロスケーブルで文字どおり直結でも構いません。
なお、「クロスケーブル」ではない普通のLANケーブル(ストレートケーブル)でPC同士を直結しても、たぶん通信できないので要注意。 - サーバーPC側のポート(インターフェース)に適当なプライベートIPアドレスを割り当てます。混乱を防ぐため、いつも使っているネットワークとは変えておきます。例えば家庭内LANが192.168.0.* で構成されているなら、192.168.1.1 とか。
割り当てる手順は下記。
この方法の場合、サーバーPCのネットワークインターフェースが有線ポート1つ(無線ゼロ)しかない場合、Debianインストーラーが起動するまではサーバーPCからインターネットにつなげなくなるので要注意です。
(Debianのインストール途中でネットワークケーブルを挿し替えるので、その後はインターネットにつながります)
Debianインストーラーをネットワーク越しに提供するtftpサーバーの用意
さて、ネットワーク構成が決まったら、次はインストーラーをサーブ(提供)するサーバーの準備です。これもサーバーPC上での作業。
- ダウンロードしておいた Tftpd32 をインストールします。zip版をダウンロードした場合は適当なディレクトリに展開すればOK。ただし日本語(マルチバイト文字)の含まれたディレクトリにインストールするとうまく動かないという話もあります。(スペース入りのディレクトリは大丈夫)
- tftpd32.exeをダブルクリックするなどして起動します。(この時点でいきなりDHCPサーバが適当な設定で起ち上がってしまいます。繰り返しですが「自分が管理者じゃないネットワーク」にはつながっていないですよね?)
- Windowsファイアウォールの確認画面が出たら「ブロックを解除する」を選択します。
うっかり「ブロックする」にしちゃった人は、コントロールパネル→Windowsファイアウォール→例外から「Tftpd32」か「TFTP server」を探して「削除(D)」。 - Tftpd32が起動するので、ウィンドウ下部の「Settings」を押して設定画面へ。
- 設定します。
- Base Directory:さっきnetboot.tar.gzを展開したディレクトリを指定。
- Global Settings:「TFTP Server」と「DHCP Server」のみチェック。
- DHCP Optopns:基本オフ。(別にオンでも動くけど)
- Advanced TFTP Options:「PXE Compatibility」と「Allow '\' As virtual root」をオン。
- 「OK」を押すと「Tftpd32を再起動してね」と表示されるので
ウィンドウ右上の[×]ボタンで閉じて、もう一度起動します。
- 再起動したら、今度は「DHCP server」タブの内容を編集します。
- Current Directory:先ほど設定したディレクトリになっているか確認。
- Server interface:クライアントPCと接続しているインターフェースのIPアドレスを選択。
クロスケーブルで直結する場合は、選択肢にIPアドレスが現れませんが気にせず続行。(クライアントPCと接続してクライアントPC側が動作していないと、WindowsがIPアドレスを利用させてくれないため) - IP pool starting address:DHCPサーバが配布するIPアドレス範囲の先頭。ネットワーク内の既存アドレスとぶつからないように設定。よく分からなければ「サーバーIPアドレスの1つ次」で多分OK。
- Size of pool:DHCPサーバが配布するIPアドレス数。1でもいいのだけど、何かの設定を失敗してやり直すときにIPアドレスが足らなくなっても面倒なので、適当に10くらいにしておく。
- Boot File:「pxelinux.0」と指定。
- WINS/DNS Server、Default router:「0.0.0.0」のままでOK。
- Mask:「0.0.0.0」のままだとエラーになるので「255.255.255.0」に。
- 「Save」ボタンを押して設定を保存します。
Debianインストーラーをネットワーク越しに起動
これで準備は整いました。クライアントPCを「ネットワークブート」モードで起動します。
ネットワークブートの方法は機種によって違うので、マニュアルを見てください。キーボードの特定のキーを押しながら起動するとか、起動時に表示されるメニューから選ぶとか、BIOSで設定するとか、いろいろです。
ネットワークブートすると、まずはDHCPでIPアドレスを取得しようとするはずです。クロスケーブルで直結した場合は、「DHCPでIPアドレス取得中…」のような画面になってからしばらくすると、Tftpd32の「Server interface」欄で、クロスケーブルのサーバー側インターフェースのIPアドレスが選択できるようになりますので、すかさず選びます。
IPアドレスを取得できたら、次いでTFTPでDebianインストーラーを取得・起動するはずです。
うまく行かない場合は、Tftpd32の「Log viewer」タブでログが見られますので、解決の助けにしてください。
クライアントPCでDebianのインストーラーの手順を進めていくと、ほどなくネットワークの設定に入りますので、サーバーPCとつないでいるケーブルをクライアントPCから抜きます。クライアントPCをふだん利用したいネットワークに接続しなおしてから、ネットワークの設定を続行します。
普段使いのネットワークもDHCPを利用する場合、つなぎなおした直後はDHCPでのIPアドレス取得に失敗するかもしれませんが、めげずにもう一度DHCPに挑戦するとIPアドレスを取れるかもしれません。
ここでクライアントPCをインターネットに接続できないと、Debianのインストールに必要なファイルを取って来られず、インストールが完了できません。ただし、有線でインターネットにつなぐ環境がなくても、インストーラーは無線LANを認識できるかもしれません。
後始末
最後に、サーバーPCのネットワークインターフェースの設定も元に戻します。
「IPアドレスを自動的に取得する(O)」に戻す場合、下のDNSの設定がつられて変わっちゃってるはずなので、こちらも「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する(B)」に戻します。
こんな感じですので、お皿かUSBメモリから起動できるんだったら、そのほうがネットワークインストールよりよっぽどかラクです。どちらにも対応していない古いサブノート/ミニノートPCをお使いの方か、ちょっと目新しいことでもしてみるかという好奇心旺盛な方向け、といったところでしょうか。
2009-03-30
iPhoneの液晶保護シートは光沢/アンチグレアのどちらがいい?
さて、iPhoneを手に入れて一番最初にすべきことは何でしょう?
メールの設定? iTunesとの接続?
いえいえ、それよりもっと先にしなきゃいけないこと、それは、
液晶保護シートの貼り付け
です!
iPhoneはタッチパネルなので液晶面に触ることが多く、傷付けないように保護シートを貼らなければなりません。以前CLIE(ソニーが出してたPalm端末)を保護シートなしで使って傷だらけにして以来、PDA・スマートフォン・ニンテンドーDS、ありとあらゆるタッチパネル機器には保護シートを貼ることにしています。
iPhoneはスタイラスではなく指操作ですし、丈夫そうなガラスが張ってあるので傷付きにくいとは思いますが、実はシートを貼ることで後述する別のメリットも得られます。
保護シートを貼りたい理由は分かったけど、なぜ「一番最初」がいいのでしょう?
それは、工場出荷時に貼られている保護シートを一度はがしたが最後、使うにつれて液晶面にはどんどん指紋だの細かいホコリだのゴミだのが付着していくからです。そうなってから液晶保護シートを貼ろうとすると、液晶面をキレイにするのがなかなか面倒くさい。
かといってホコリの付いたままシートを貼ると、気泡だらけになって実に醜い。なので、使う前にシートを貼ってしまうのがラクなのです。
なお、細かいことを言うと、一つだけ保護シートを貼るより先にしなければいけないことがあります。それは「初期不良チェック」。頑張って保護シートを貼ったのに、初期不良で交換……ということになったら苦労が無駄になるだけでなく、場合によっては保護シートも1枚無駄になってしまいます。
ただ、iPhoneの場合、購入時にお店の人がSIMカードを入れたりする際に簡単な動作確認はしているはずなので、それをもって初期不良チェックは済んだことにしましょう。シートを貼った後、使い込んでいくうちに初期不良が見つかるかもしれませんが、それはもう仕方がないと諦めることにします。
2ちゃんねるでは何かの手順を聞く人に対して「まず服を脱ぎます」というレスをよく見かけますが、液晶保護シートを貼る場合にはあながち間違いでもなかったりします。
特にセーターのような「体を動かすたびに細かい糸くずが舞うような服」は、絶対脱いだほうがいいです。
作業はホコリの舞わない部屋でおこなうのがベストで、入浴後のバスルームなんかがよくお薦めされています。ただし湯気は機械に良くないので、室温が適当に下がってから。
各人の趣味の問題もあるので難しいところですが、これまで一貫して光沢(グレア)タイプの保護シートを使ってきた私は、今回も光沢タイプを貼りました。
ところが! 光沢タイプはキレイなんですが、指の滑りが悪い。スタイラス(タッチペン)で操作する機器では問題にならなかったのですが、指をスライドさせることの多いiPhoneの場合、指がつっかかるのです。
というわけでアンチグレア(ノングレア)タイプに貼り替えました。見た目的にはわずかなにじみがあるほか、光沢タイプよりは暗く感じますが、何と言っても表面がサラサラした肌触りなのは、光沢タイプでは得られない使用感です。しかも指紋が付きにくいという効能もあります。
なお、アンチグレアタイプの本来のメリットである「蛍光灯の映り込み・太陽光の反射の軽減」ももちろん享受でき、昼間の屋外でも画面が見やすくなるのはありがたいものです。
ところで一口に「アンチグレア」と言っても色々あるようで、中には「貼るとモアレが出る」というようなものもあるとか。私が買った商品は特に気になる難点はなく、ラッキーでした。(商品名は後述)
液晶面の保護はこれで一安心として、悩ましいのが、裏面を保護するかどうか。
シリコンケースは安心といえば安心なのでしょうが、どうにも野暮ったいものが多くて何だかなあと思っていたのですが、いろいろ調べていくうちに、あるケースがあちこちでけっこう高評価を得ていることに気付きました。
それがパワーサポート社のAirジャケット。
アップル語で「薄い」を意味する接尾辞「Air」が付いているだけあって、メーカー公式サイトでも次のように紹介されています。
クリア・ホワイト・ブラックの3色ありますが、ブラックはラバーコーティングとなっていて、「うっかり手を滑らせて落とす」のを恐れる私にはおあつらえ向き。
しかも液晶保護シートが2枚(光沢/アンチグレア各1枚)付属してくるのも魅力です。というか2種類付いてきたおかげで、私は上述のように「光沢からアンチグレアに貼り替える」なんて真似ができたのでした。
実際にiPhoneに付けてみた感じ、確かに「ケース付けてます!」という仰々しさがなく、好感が持てます。
ただ、ネット上では「ラバーコーティングがはげやすい」という書き込みを散見したのがちょっと気になるところ。
これでいちおうiPhoneの表裏両面とも保護できましたが、カバンに放り込むにはちょっとしたポーチが欲しくなります。
こちらも調べていたら、妙に盛り上がりを見せていたのがペットボトルのお茶「伊右衛門」のオマケ「かさねいろ 豆巾着」でした。
試みに買ってきたところ、

確かにピッタリです…! サイズがギリギリのため、収納時にラバーコーティングがちょっとひっかかるので、「ケースは付けない人」にいちばん向いていそうです。
オマケにしては厚みがあるので、気に入ったポーチが見つかるまではこれでいいかもしれません。(本当はもうちょっと衝撃吸収タイプのポーチにしたいのです)
サントリーの公式ブログによると、《「豆巾着」の大きさは、"カバンの中の小物をまとめられるようなもの"を想定し、飴や鍵、携帯電話が入るもの、として考えられた》とのこと。全8色なので、色違いで「iPhone用」「ヘッドホン用」「USBケーブル用」と揃えるのも楽しいかもしれません。
メールの設定? iTunesとの接続?
いえいえ、それよりもっと先にしなきゃいけないこと、それは、
液晶保護シートの貼り付け
です!
なぜ液晶保護シートを貼るの?
iPhoneはタッチパネルなので液晶面に触ることが多く、傷付けないように保護シートを貼らなければなりません。以前CLIE(ソニーが出してたPalm端末)を保護シートなしで使って傷だらけにして以来、PDA・スマートフォン・ニンテンドーDS、ありとあらゆるタッチパネル機器には保護シートを貼ることにしています。
iPhoneはスタイラスではなく指操作ですし、丈夫そうなガラスが張ってあるので傷付きにくいとは思いますが、実はシートを貼ることで後述する別のメリットも得られます。
どうして何よりも先に貼るの?
保護シートを貼りたい理由は分かったけど、なぜ「一番最初」がいいのでしょう?
それは、工場出荷時に貼られている保護シートを一度はがしたが最後、使うにつれて液晶面にはどんどん指紋だの細かいホコリだのゴミだのが付着していくからです。そうなってから液晶保護シートを貼ろうとすると、液晶面をキレイにするのがなかなか面倒くさい。
かといってホコリの付いたままシートを貼ると、気泡だらけになって実に醜い。なので、使う前にシートを貼ってしまうのがラクなのです。
なお、細かいことを言うと、一つだけ保護シートを貼るより先にしなければいけないことがあります。それは「初期不良チェック」。頑張って保護シートを貼ったのに、初期不良で交換……ということになったら苦労が無駄になるだけでなく、場合によっては保護シートも1枚無駄になってしまいます。
ただ、iPhoneの場合、購入時にお店の人がSIMカードを入れたりする際に簡単な動作確認はしているはずなので、それをもって初期不良チェックは済んだことにしましょう。シートを貼った後、使い込んでいくうちに初期不良が見つかるかもしれませんが、それはもう仕方がないと諦めることにします。
液晶保護シートの貼り方
2ちゃんねるでは何かの手順を聞く人に対して「まず服を脱ぎます」というレスをよく見かけますが、液晶保護シートを貼る場合にはあながち間違いでもなかったりします。
特にセーターのような「体を動かすたびに細かい糸くずが舞うような服」は、絶対脱いだほうがいいです。
作業はホコリの舞わない部屋でおこなうのがベストで、入浴後のバスルームなんかがよくお薦めされています。ただし湯気は機械に良くないので、室温が適当に下がってから。
保護シートは光沢/アンチグレアのどちらがいい?
各人の趣味の問題もあるので難しいところですが、これまで一貫して光沢(グレア)タイプの保護シートを使ってきた私は、今回も光沢タイプを貼りました。
ところが! 光沢タイプはキレイなんですが、指の滑りが悪い。スタイラス(タッチペン)で操作する機器では問題にならなかったのですが、指をスライドさせることの多いiPhoneの場合、指がつっかかるのです。
というわけでアンチグレア(ノングレア)タイプに貼り替えました。見た目的にはわずかなにじみがあるほか、光沢タイプよりは暗く感じますが、何と言っても表面がサラサラした肌触りなのは、光沢タイプでは得られない使用感です。しかも指紋が付きにくいという効能もあります。
なお、アンチグレアタイプの本来のメリットである「蛍光灯の映り込み・太陽光の反射の軽減」ももちろん享受でき、昼間の屋外でも画面が見やすくなるのはありがたいものです。
ところで一口に「アンチグレア」と言っても色々あるようで、中には「貼るとモアレが出る」というようなものもあるとか。私が買った商品は特に気になる難点はなく、ラッキーでした。(商品名は後述)
裏面を保護するケースは?
液晶面の保護はこれで一安心として、悩ましいのが、裏面を保護するかどうか。
シリコンケースは安心といえば安心なのでしょうが、どうにも野暮ったいものが多くて何だかなあと思っていたのですが、いろいろ調べていくうちに、あるケースがあちこちでけっこう高評価を得ていることに気付きました。
それがパワーサポート社のAirジャケット。
アップル語で「薄い」を意味する接尾辞「Air」が付いているだけあって、メーカー公式サイトでも次のように紹介されています。
「iPhoneに傷がつくのはいやだけど、できれば何も付けたくない」という方に朗報です。
iPhoneの見た目を損ねずに、抜群の薄さでカバーできるジャケットをご用意しました。
まるで付けていることがわからない程の薄さは、パワーサポートの技術だからこそ実現できた精度です。
クリア・ホワイト・ブラックの3色ありますが、ブラックはラバーコーティングとなっていて、「うっかり手を滑らせて落とす」のを恐れる私にはおあつらえ向き。
しかも液晶保護シートが2枚(光沢/アンチグレア各1枚)付属してくるのも魅力です。というか2種類付いてきたおかげで、私は上述のように「光沢からアンチグレアに貼り替える」なんて真似ができたのでした。
実際にiPhoneに付けてみた感じ、確かに「ケース付けてます!」という仰々しさがなく、好感が持てます。
ただ、ネット上では「ラバーコーティングがはげやすい」という書き込みを散見したのがちょっと気になるところ。
ポーチはとりあえず伊右衛門のオマケ
これでいちおうiPhoneの表裏両面とも保護できましたが、カバンに放り込むにはちょっとしたポーチが欲しくなります。
こちらも調べていたら、妙に盛り上がりを見せていたのがペットボトルのお茶「伊右衛門」のオマケ「かさねいろ 豆巾着」でした。
試みに買ってきたところ、
確かにピッタリです…! サイズがギリギリのため、収納時にラバーコーティングがちょっとひっかかるので、「ケースは付けない人」にいちばん向いていそうです。
オマケにしては厚みがあるので、気に入ったポーチが見つかるまではこれでいいかもしれません。(本当はもうちょっと衝撃吸収タイプのポーチにしたいのです)
サントリーの公式ブログによると、《「豆巾着」の大きさは、"カバンの中の小物をまとめられるようなもの"を想定し、飴や鍵、携帯電話が入るもの、として考えられた》とのこと。全8色なので、色違いで「iPhone用」「ヘッドホン用」「USBケーブル用」と揃えるのも楽しいかもしれません。
2009-03-29
高速メモステ「PRO-HGデュオHX」は、PSPでは真価を発揮できない
とあるお店のポイントが期限切れを迎えそうで、何か買わなきゃと思っていたところ、メモステDuoの高速版が安かったので買ってみました。
「“メモリースティックPRO-HG デュオ” HX」8GB。一度聞いただけではまず覚えられない、どこぞの銀行もビックリのプレミア感溢れるお名前です。ダブルクォートの位置がまた微妙ですが、これが正式。
そんな名前には一応理由があるようで、「メモリースティックPRO-HG」という規格のうち、その廉価版にあたるHXシリーズ、という意味のようです。(参考:インプレスの記事)
「廉価版」とは言うものの、廉価でない本流シリーズは4GBを最後にリリースが途絶えており、ラインナップが4/8/16GBとなっている「HX」がシリーズが実質的には「PRO-HG」規格に対応した(ソニーでは)唯一の製品となっています。(ソニーでは、と括弧書きしたのは、他にサンディスクからもPRO-HG対応メモステが発売されているからです。詳しくは後述)
どれくらい高速かというと、パッケージには「読み出し20MB/s」と誇らしげなプリント。
注意書きを読むと、「付属のUSBアダプターを用いた場合、リード20MB/ライト15MB」とのことで、ライバルのSDHCはいちばん速い「Class 6」でも6MB/sですから圧勝です。……というのはタチの悪い冗談で、SDHCのクラスが保証しているのは「最低速度」。ミニマムとマックス(平均値?)を比べても意味はありません。
ただ、インプレスのレビュー記事によると、PRO-HGは最低保証速度15MB/sとあるので、最低保証速度もメモステPRO-HGのほうが倍以上なのは間違いないようです。
こりゃPSPで使っても爆速? と期待したいところですが、パッケージ裏面の注意書きにはこう書かれています。
なんだってー!
この「PRO-HG」規格は、従来の「PRO」と比べて次の仕様が強化されていて、その結果として高速転送を実現しているのだそうです。(参考:ソニーのプレスリリース)
・インターフェース: 4bitパラレル→8bitパラレル(従来の2倍)
・クロック周波数: 40MHz→60MHz(従来の1.5倍)
というわけで「PRO-HG」規格に対応している機器なら、転送速度は確かに従来の3倍(理論値)となります。が、PRO-HG規格に未対応の機器の場合は従来どおりの仕様で転送されるわけで……。
とはいえ、今まで私が使ってきたメモステ、サンディスクの普及版2GBタイプですが、コレが従来規格(PRO)の最高速度に達していたか? と考えれば答えはおそらくノーです。つまり、PSPで使った場合、「PRO-HG」の恩恵は受けられないにしても、従来規格PROの範囲内での高速化は見込めるはず! そうと決まれば早速ベンチマークです。結果は以下。
ソニー メモリースティックPRO-HG Duo HX 8GB (MS-HX8G)

サンディスク メモリースティックPRO Duo 2GB (SDMSPD-2048-J60)

(※PSP-3000をUSBケーブルでPCと接続して計測)
…あ…あれ? シーケンシャルライト以外はすべて、サンディスクのスタンダード版のほうが速いんですが…?
サンディスク2GBは以前計測した結果を流用したのですが、今回「PRO-HG」はそのときと同じPC、同じ環境で計測しています。念のため再計測してみましたが、やはり(誤差はありますが)似たような数字に。
そこで、ソニー「HX」を付属のUSBアダプタでPCにつなげて計測してみたのが下の図。

こちらは「リード20MB/s、ライト15MB/s」という公称速度をそれぞれ5MB/s以上も上回る素晴らしい数字です! ランダムライト(4K)でサンディスクの普及版に負けてるのが多少気にくわないですが。
とりあえず、このPRO-HGメモステが壊れていないことは分かりました。PRO-HGメモステはPRO-HG対応機器で使わないと、その真価を発揮できないのです。
PRO-HGは(少なくとも今のところは)ソニーの一眼レフデジカメ「α」で使うためのモノ……と考えるのが良さそうです。
PSPが「PRO-HG」の高速転送に対応していないことは分かりましたが、PS3の場合がどうなのかは、どうもよく分かりません。
この「HX」のパッケージには、上述のように「サイバーショットやPSPは高速転送に非対応」という注意書きがあるんですが、その注意された機器の中にPS3は入っていないのです。
しかしネットで検索してみても、PS3が「PRO-HGの高速転送に対応している」と断定できる情報は見つかりません。PS3が「PRO-HGを読み書きできる」という情報は多いのですが、読み書きするだけならPSPだってできるわけでして。
ソニーが「PRO-HGを開発しました」というプレスリリースを出したのが2006年12月11日なので、そのちょうど1ヶ月前に発売された初期型PS3がPRO-HGの高速転送に対応している可能性は薄そうです。リリースでもPS3には触れられていないですし。
ただし、ややこしいですが、「PS3本体内蔵のスロットがPRO-HGの高速転送に非対応」だったとしても、それが即「PS3はPRO-HGの高速転送に非対応」となるわけではありません。HXに付属してきたUSBアダプタを使えば、PS3でも高速転送が可能になるからです。たぶん。だからPS3は非対応機器には入っていないのではないかと。
そもそも内蔵スロットがあるのは初期型60GBモデルだけで、私の20GBモデルには最初からスロットが内蔵されていません。20GBを買った私はむしろ勝ち組とさえ言えるでしょう。
ちなみに全くの余談ですが、20GBモデルは全PS3シリーズの中で唯一、無線LAN機能が搭載されていません。有線接続しているので普段は困らないのですが、無線必須のアドパが利用できないのが悲しすぎます。20GBモデルはPS2互換機能があるのは嬉しいですが、昨今、勝ち組ではなく負け組なんじゃないかと思い始めています。
閑話休題。
同じ理屈で、PCの場合も、本体内蔵スロットやお手持ちのUSBカードリーダライタを使うより、付属のUSBアダプタを使ったほうがたぶん速いです。(USBアダプタは出っ張るからイヤだ! という方は、後述のExpressCardアダプタを利用するという手もあります)
転送速度は爆速、PS3でも使える(たぶん)という素敵USBアダプタですが、一つ大きな罠があります。
著作権保護技術「マジックゲート」に対応していないと、著作権保護されたデータをコピー/ムーブできないことがあります。メモステのほうはマジックゲートに対応しているのですが、USBアダプタがマジックゲート非対応。
そして、「PRO-HG高速転送&マジックゲートに対応したUSBアダプタ」というのはどうもこの世にまだ存在しない可能性があります。(ExpressCardタイプなら「MSAC-EX1」というアダプタが発売されています:ソニースタイル/アマゾン)
マジックゲートが必要でUSBでしか接続できないときは、PRO-HG高速転送は諦めてPROの転送速度で我慢するしかなさそうです。ちなみに「マジックゲートに対応した、USB接続のメモステPROリーダ/ライタ」が必要な場合、PSPが使えます。
いや、意外といるんですよ。メモステに入ったデータをPCで読もうとして、リーダライタ探している人。PSP持ってるのに。
USBアダプタがマジックゲート非対応というところからも、やっぱりPRO-HGは(とりあえず)デジカメ向け、ということが窺い知れます。私は写真の趣味はないので、そもそも一眼レフどころかコンデジすら持ってないんですよね…(写真を撮りたいときはケータイで)。PRO-HGの真価を活かせる日は(私には)来ない気がします。

○アマゾン: 6,480円(5,980+送料500)
○上海問屋: 7,698円~(7,299+送料399~)(Yahoo!/楽天)
○ソニースタイル: 8,480円(送料無料)
上海問屋は「メモカ激安」という印象があるので比べてみましたが、これに関しては今日のところはアマゾン最強です。ちなみにソニースタイルは「高い」という印象があるので比べてみましたが、そちらは予想を裏切らない結果に。
ところで「PRO-HG」規格は、上述のプレスリリースをご覧になった方はお気付きのとおり、サンディスクとソニーの共同開発です。というわけでPRO-HG対応メモステはサンディスクからも「Extreme III」シリーズとして発売されています。
○アマゾン: 5,780円(送料無料)
ソニーの「HX」のようにUSBアダプタは付いてきませんが、その代わり20MB/sの「HX」と違ってこちらは30MB/s。安いのに1.5倍も速いというのは、かなり複雑な気分です。
ただ、高速転送に対応したリーダライタを持っていない場合、別に買おうとすると単品売りされているのは上述のExpressCardアダプタしか選択肢がないようなのでご注意を。
価格.comで見たらこれもアマゾンが最安だったので、他店価格はここには載せません。
PSPで使いたいから別に「PRO-HG」じゃなくていいんだけど、という方にはサンディスクの「Ultra II」シリーズ。「PRO」仕様ですが15MB/sを謳っています。PSPで使う場合に速度を求めるなら、これが最もコストパフォーマンスが良さそう。
○アマゾン: 4,480円(送料無料)
これもアマゾンが最安。
8GBのメモステ(正規品)であれば何でもいい! となると、これまたサンディスクになりますが、その普及版が一番安い模様。上述ベンチマークのように、普及版でもソニーのPRO-HGを上回る数値を叩き出すことがあってあなどれません。
○アマゾン: 3,600円(送料無料)
○上海問屋: 3,609円~(3,399+送料210~)
これの場合はアマゾンと上海問屋がほぼ同価格でした。ヴィッセル神戸と楽天イーグルスの勝利を祈願しつつ楽天の上海問屋で買うのが安いかも。
昨年末の価格と比べると、150円ほど値上がりしているのは市場経済の妙と言えます。
というわけで、PSPで使う分には「PRO-HG」である必要はない…ということが分かってしまいました(買った後に)。速さを求めるにしても、4,480円のサンディスク「Ultra II」で充分のようです。
どの容量を買うべきか? は難しい問題ですが、たとえばアマゾンの場合、
○SanDisk Ultra II: 2GB=1,980円/4GB=2,580円/8GB=4,480円
○SanDisk 普及版: 2GB=1,600円/4GB=2,280円/8GB=3,600円
というラインナップなので、容量単価(1GBあたりいくらか)を考えると明らかに8GBがお買い得です。
16GBはまだソニーからしか出ていませんが、アマゾンの最安値が8,970円、上海問屋だと9,898円~(9,499円+送料399円~)。お値段的には「Ultra II」8GBと容量単価はほぼ変わらず、と考えてよさそうですが、転送速度がUltra IIと比べてどうかは分かりません。
実は私が買った店は価格設定が特殊で、容量単価だと4GBのほうが8GBよりも安かったんですよ。4GBを2枚買って、さらに千円くらいプラスしないと8GBの値段に届かない。しかも4GBを2つ買えばUSBアダプタも2個。
コストパフォーマンス的には4GBのほうがお得なんですが、でも今4GB買っても寿命は短いよな…と思い、敢えて8GBを買うことにしました。PSPでゲームアーカイブス遊ぶにしても、1本で数百MBの容量を使うこともザラです。例えば、
○バイオハザード2 … 750MB
○ゼノギアス … 755MB
○メタルギア ソリッド … 780MB
○ポポロクロイス物語II … 895MB
確かに考えてみれば、PS1のソフトってCD-ROMでしたから、2枚組・3枚組ともなればギガ行っても不思議はありません。あ、「双界儀」は1400MBとあります。
そんなわけで、いま2GB使っててカツカツなんですから、4GBを買っても遠からず足りなくなりそう。だったら、8GBのほうが千円高かったとしても、それで買い換え時期が1~2年延ばせるなら、むしろトータルで見れば安く上がる可能性もある……かもしれません。
というような理由で私は8GBがオススメだと思うのですが、アレコレ考えたところで、メモリーカードの値段なんて1年2年もすれば目を覆いたくなるような値下がりをするのが世の常ですから、千円得したとか損したとか考えること自体が不毛なのかもしれません。むかーし買った8MBのCFはいくらしたっけなあ……。容積は何分の1になっておきながら、容量は1,000倍です。でもなんかもったいなくて未だに捨てられません。プリンタ(複合機)のCFスロットに挿しっぱなしになっていて、主にホコリ侵入ガードとして活躍しています。
そんな名前には一応理由があるようで、「メモリースティックPRO-HG」という規格のうち、その廉価版にあたるHXシリーズ、という意味のようです。(参考:インプレスの記事)
「廉価版」とは言うものの、廉価でない本流シリーズは4GBを最後にリリースが途絶えており、ラインナップが4/8/16GBとなっている「HX」がシリーズが実質的には「PRO-HG」規格に対応した(ソニーでは)唯一の製品となっています。(ソニーでは、と括弧書きしたのは、他にサンディスクからもPRO-HG対応メモステが発売されているからです。詳しくは後述)
リード20MB/s、ライト15MB/sとあるけど、PSPでは…?
どれくらい高速かというと、パッケージには「読み出し20MB/s」と誇らしげなプリント。
注意書きを読むと、「付属のUSBアダプターを用いた場合、リード20MB/ライト15MB」とのことで、ライバルのSDHCはいちばん速い「Class 6」でも6MB/sですから圧勝です。……というのはタチの悪い冗談で、SDHCのクラスが保証しているのは「最低速度」。ミニマムとマックス(平均値?)を比べても意味はありません。
ただ、インプレスのレビュー記事によると、PRO-HGは最低保証速度15MB/sとあるので、最低保証速度もメモステPRO-HGのほうが倍以上なのは間違いないようです。
こりゃPSPで使っても爆速? と期待したいところですが、パッケージ裏面の注意書きにはこう書かれています。
ハンディカム、“サイバーショット”、PSP(PlayStation Portable)などで本メディアをご使用になる場合、高速データ転送に対応しておりません。
なんだってー!
この「PRO-HG」規格は、従来の「PRO」と比べて次の仕様が強化されていて、その結果として高速転送を実現しているのだそうです。(参考:ソニーのプレスリリース)
・インターフェース: 4bitパラレル→8bitパラレル(従来の2倍)
・クロック周波数: 40MHz→60MHz(従来の1.5倍)
というわけで「PRO-HG」規格に対応している機器なら、転送速度は確かに従来の3倍(理論値)となります。が、PRO-HG規格に未対応の機器の場合は従来どおりの仕様で転送されるわけで……。
とはいえ、今まで私が使ってきたメモステ、サンディスクの普及版2GBタイプですが、コレが従来規格(PRO)の最高速度に達していたか? と考えれば答えはおそらくノーです。つまり、PSPで使った場合、「PRO-HG」の恩恵は受けられないにしても、従来規格PROの範囲内での高速化は見込めるはず! そうと決まれば早速ベンチマークです。結果は以下。
(※PSP-3000をUSBケーブルでPCと接続して計測)
…あ…あれ? シーケンシャルライト以外はすべて、サンディスクのスタンダード版のほうが速いんですが…?
サンディスク2GBは以前計測した結果を流用したのですが、今回「PRO-HG」はそのときと同じPC、同じ環境で計測しています。念のため再計測してみましたが、やはり(誤差はありますが)似たような数字に。
そこで、ソニー「HX」を付属のUSBアダプタでPCにつなげて計測してみたのが下の図。
こちらは「リード20MB/s、ライト15MB/s」という公称速度をそれぞれ5MB/s以上も上回る素晴らしい数字です! ランダムライト(4K)でサンディスクの普及版に負けてるのが多少気にくわないですが。
とりあえず、このPRO-HGメモステが壊れていないことは分かりました。PRO-HGメモステはPRO-HG対応機器で使わないと、その真価を発揮できないのです。
PRO-HGをPSPで使うのは「猫に小判」
というわけで結論。- PSPは、メモステの「PRO-HG」高速転送規格に対応していません
- なので、PSPではPRO-HGの高速性能を活かせません
- PSPで使うなら、従来規格(メモリースティックPRO)で充分です
- むしろ従来規格のメモステのほうが、PSPでは高速になる場合もあります
- ガッカリだよ……
PRO-HGは(少なくとも今のところは)ソニーの一眼レフデジカメ「α」で使うためのモノ……と考えるのが良さそうです。
PS3やPCで使う場合、本体内蔵スロットよりUSBアダプタ経由のほうがよい?
PSPが「PRO-HG」の高速転送に対応していないことは分かりましたが、PS3の場合がどうなのかは、どうもよく分かりません。
この「HX」のパッケージには、上述のように「サイバーショットやPSPは高速転送に非対応」という注意書きがあるんですが、その注意された機器の中にPS3は入っていないのです。
しかしネットで検索してみても、PS3が「PRO-HGの高速転送に対応している」と断定できる情報は見つかりません。PS3が「PRO-HGを読み書きできる」という情報は多いのですが、読み書きするだけならPSPだってできるわけでして。
ソニーが「PRO-HGを開発しました」というプレスリリースを出したのが2006年12月11日なので、そのちょうど1ヶ月前に発売された初期型PS3がPRO-HGの高速転送に対応している可能性は薄そうです。リリースでもPS3には触れられていないですし。
ただし、ややこしいですが、「PS3本体内蔵のスロットがPRO-HGの高速転送に非対応」だったとしても、それが即「PS3はPRO-HGの高速転送に非対応」となるわけではありません。HXに付属してきたUSBアダプタを使えば、PS3でも高速転送が可能になるからです。たぶん。だからPS3は非対応機器には入っていないのではないかと。
そもそも内蔵スロットがあるのは初期型60GBモデルだけで、私の20GBモデルには最初からスロットが内蔵されていません。20GBを買った私はむしろ勝ち組とさえ言えるでしょう。
ちなみに全くの余談ですが、20GBモデルは全PS3シリーズの中で唯一、無線LAN機能が搭載されていません。有線接続しているので普段は困らないのですが、無線必須のアドパが利用できないのが悲しすぎます。20GBモデルはPS2互換機能があるのは嬉しいですが、昨今、勝ち組ではなく負け組なんじゃないかと思い始めています。
閑話休題。
同じ理屈で、PCの場合も、本体内蔵スロットやお手持ちのUSBカードリーダライタを使うより、付属のUSBアダプタを使ったほうがたぶん速いです。(USBアダプタは出っ張るからイヤだ! という方は、後述のExpressCardアダプタを利用するという手もあります)
USBアダプタ経由で高速転送するときの罠
転送速度は爆速、PS3でも使える(たぶん)という素敵USBアダプタですが、一つ大きな罠があります。
付属のUSBアダプター“MSAC-UAH1”はマジックゲート™に対応していません。
著作権保護技術「マジックゲート」に対応していないと、著作権保護されたデータをコピー/ムーブできないことがあります。メモステのほうはマジックゲートに対応しているのですが、USBアダプタがマジックゲート非対応。
そして、「PRO-HG高速転送&マジックゲートに対応したUSBアダプタ」というのはどうもこの世にまだ存在しない可能性があります。(ExpressCardタイプなら「MSAC-EX1」というアダプタが発売されています:ソニースタイル/アマゾン)
マジックゲートが必要でUSBでしか接続できないときは、PRO-HG高速転送は諦めてPROの転送速度で我慢するしかなさそうです。ちなみに「マジックゲートに対応した、USB接続のメモステPROリーダ/ライタ」が必要な場合、PSPが使えます。
いや、意外といるんですよ。メモステに入ったデータをPCで読もうとして、リーダライタ探している人。PSP持ってるのに。
USBアダプタがマジックゲート非対応というところからも、やっぱりPRO-HGは(とりあえず)デジカメ向け、ということが窺い知れます。私は写真の趣味はないので、そもそも一眼レフどころかコンデジすら持ってないんですよね…(写真を撮りたいときはケータイで)。PRO-HGの真価を活かせる日は(私には)来ない気がします。
▼市場価格調査
ところでこの「“メモリースティックPRO-HG デュオ” HX」8GB(型番MS-HX8G)、お値段は以下のとおり。○アマゾン: 6,480円(5,980+送料500)
○上海問屋: 7,698円~(7,299+送料399~)(Yahoo!/楽天)
○ソニースタイル: 8,480円(送料無料)
上海問屋は「メモカ激安」という印象があるので比べてみましたが、これに関しては今日のところはアマゾン最強です。ちなみにソニースタイルは「高い」という印象があるので比べてみましたが、そちらは予想を裏切らない結果に。
ところで「PRO-HG」規格は、上述のプレスリリースをご覧になった方はお気付きのとおり、サンディスクとソニーの共同開発です。というわけでPRO-HG対応メモステはサンディスクからも「Extreme III」シリーズとして発売されています。
○アマゾン: 5,780円(送料無料)
ソニーの「HX」のようにUSBアダプタは付いてきませんが、その代わり20MB/sの「HX」と違ってこちらは30MB/s。安いのに1.5倍も速いというのは、かなり複雑な気分です。
ただ、高速転送に対応したリーダライタを持っていない場合、別に買おうとすると単品売りされているのは上述のExpressCardアダプタしか選択肢がないようなのでご注意を。
価格.comで見たらこれもアマゾンが最安だったので、他店価格はここには載せません。
PSPで使いたいから別に「PRO-HG」じゃなくていいんだけど、という方にはサンディスクの「Ultra II」シリーズ。「PRO」仕様ですが15MB/sを謳っています。PSPで使う場合に速度を求めるなら、これが最もコストパフォーマンスが良さそう。
○アマゾン: 4,480円(送料無料)
これもアマゾンが最安。
8GBのメモステ(正規品)であれば何でもいい! となると、これまたサンディスクになりますが、その普及版が一番安い模様。上述ベンチマークのように、普及版でもソニーのPRO-HGを上回る数値を叩き出すことがあってあなどれません。
○アマゾン: 3,600円(送料無料)
○上海問屋: 3,609円~(3,399+送料210~)
これの場合はアマゾンと上海問屋がほぼ同価格でした。ヴィッセル神戸と楽天イーグルスの勝利を祈願しつつ楽天の上海問屋で買うのが安いかも。
昨年末の価格と比べると、150円ほど値上がりしているのは市場経済の妙と言えます。
結論:PSPで使うならどのメモステを買うべきか
というわけで、PSPで使う分には「PRO-HG」である必要はない…ということが分かってしまいました(買った後に)。速さを求めるにしても、4,480円のサンディスク「Ultra II」で充分のようです。
どの容量を買うべきか? は難しい問題ですが、たとえばアマゾンの場合、
○SanDisk Ultra II: 2GB=1,980円/4GB=2,580円/8GB=4,480円
○SanDisk 普及版: 2GB=1,600円/4GB=2,280円/8GB=3,600円
というラインナップなので、容量単価(1GBあたりいくらか)を考えると明らかに8GBがお買い得です。
16GBはまだソニーからしか出ていませんが、アマゾンの最安値が8,970円、上海問屋だと9,898円~(9,499円+送料399円~)。お値段的には「Ultra II」8GBと容量単価はほぼ変わらず、と考えてよさそうですが、転送速度がUltra IIと比べてどうかは分かりません。
実は私が買った店は価格設定が特殊で、容量単価だと4GBのほうが8GBよりも安かったんですよ。4GBを2枚買って、さらに千円くらいプラスしないと8GBの値段に届かない。しかも4GBを2つ買えばUSBアダプタも2個。
コストパフォーマンス的には4GBのほうがお得なんですが、でも今4GB買っても寿命は短いよな…と思い、敢えて8GBを買うことにしました。PSPでゲームアーカイブス遊ぶにしても、1本で数百MBの容量を使うこともザラです。例えば、
○バイオハザード2 … 750MB
○ゼノギアス … 755MB
○メタルギア ソリッド … 780MB
○ポポロクロイス物語II … 895MB
確かに考えてみれば、PS1のソフトってCD-ROMでしたから、2枚組・3枚組ともなればギガ行っても不思議はありません。あ、「双界儀」は1400MBとあります。
そんなわけで、いま2GB使っててカツカツなんですから、4GBを買っても遠からず足りなくなりそう。だったら、8GBのほうが千円高かったとしても、それで買い換え時期が1~2年延ばせるなら、むしろトータルで見れば安く上がる可能性もある……かもしれません。
というような理由で私は8GBがオススメだと思うのですが、アレコレ考えたところで、メモリーカードの値段なんて1年2年もすれば目を覆いたくなるような値下がりをするのが世の常ですから、千円得したとか損したとか考えること自体が不毛なのかもしれません。むかーし買った8MBのCFはいくらしたっけなあ……。容積は何分の1になっておきながら、容量は1,000倍です。でもなんかもったいなくて未だに捨てられません。プリンタ(複合機)のCFスロットに挿しっぱなしになっていて、主にホコリ侵入ガードとして活躍しています。
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