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2011-06-06

IS01のバックアップとrecovery_kit導入

IS01をあれこれする前に「何かやっちゃった時のための備え」を用意します。
バックアップと、安全装置(recovery_kit)の導入です。

バックアップ

パーティションによってddを使ったりtarを使ったりするようです。
# cat /proc/mtd
dev:    size   erasesize  name
mtd0: 00b00000 00020000 "boot"
mtd1: 00500000 00020000 "cache"
mtd2: 00b00000 00020000 "recovery"
mtd3: 00180000 00020000 "splash"
mtd4: 00b40000 00020000 "ipl"
mtd5: 10000000 00020000 "system"
mtd6: 00300000 00020000 "log"
mtd7: 06420000 00020000 "userdata"

# mkdir /sdcard/is01rom
# dd if=/dev/mtd/mtd0 of=/sdcard/is01rom/mtd0_boot.img
# dd if=/dev/mtd/mtd2 of=/sdcard/is01rom/mtd2_recovery.img
# dd if=/dev/mtd/mtd3 of=/sdcard/is01rom/mtd3_splash.img
# dd if=/dev/mtd/mtd4 of=/sdcard/is01rom/mtd4_ipl.img
# tar -jcf /sdcard/is01rom/system.tar.bz2 -C /system --exclude ./logphy_mapping.bin .
# tar -jcf /sdcard/is01rom/sqlite_journals-YYYYMMDD_MMSS.tar.bz2 -C /sqlite_journals .
# tar -jcf /sdcard/is01rom/data-YYYYMMDD_MMSS.tar.bz2 -C /data .
/systemのバックアップでlogphy_mapping.binというファイルを除外してるのは、これが含まれてるとtarがエラー終了するから。
何のために使われるファイルなのかは知らないけど、「これをバックアップしなかったためにハマった」という事例はないみたいなので、気にしないことにします。

recovery_kitの導入(まずはrecovery領域で練習)

IS01をいろいろ弄る前に入れておきたいのがrecovery_kit
recovery_kitは「このパーティションだけで起動と復旧作業が行える」という、カーネルといくつかのコマンドのセットです。

これを入れると何がありがたいかというと、例えばsystem領域を壊したとき。
Androidはboot/recovery領域から起動しますが、システムはsystem領域に入っています。シェルは/system/bin/shです。
何か作業に失敗してsystemを壊してしまって「起動しない!文鎮完成だ!」という場合でも、recovery_kitが導入してあればsystemの復旧作業を行なえるのです。

実際に私も後日、shをbashと入れ替えようとして失敗し、シェルが実行できなくなったことがありました。そんなときもrecovery_kitを起動して/system/bin/shを書き戻して元通り。危ういところを助けられました……。

さて、recovery_kitはboot領域に焼くのですが、導入に失敗すればこれまた文鎮化です。
そこでまずは、失敗しても取り返しの効くrecovery領域に焼くことにします。
(recovery領域が壊れても、boot領域から起動できればrecovery領域を焼き直すことができます)

recovery_kitをえぬえす工房からダウンロード。
> adb push recovery_kit.img /sdcard/
> adb shell
$ cat /proc/mtd
(recovery_wrがあることを確認)
$ su
# flash_image recovery_wr /sdcard/recovery_kit.img

導入したrecovery_kitが起動するか確認するため、recovery領域からブートします。
> adb reboot recovery
IS01にrecovery_kitの表記が表示された後、暗転したらすかさずHome+電源を押し、メニューが表示されたらすかさずトラックボールを転がします
(メニューが表示されたらすぐトラックボールを触る必要があります。何秒か経ってから転がしても受け付けてくれません)

なお、recovery_kitは一定時間操作がなかった場合、recovery領域からブートするために自動で再起動します。
(今回はrecovery領域に焼いたので、recovery_kitが無限ループで起動することになります)

recovery_kitを導入したらやること

まずは「Enable QXDM」を選びます。adb接続するのに必要とのこと。

次に「Start adbd recovery」して数分ほど待つと、adbで接続できるようになります。
# ls
ls: not found
とか言われてビビりますが、toolboxやbusyboxにパスが通ってるので「# toolbox ls」のようにすればOK。

いちおう、通常のboot領域からの起動に問題がないことも確認しておきます。

boot領域にrecovery_kitを導入

ではいよいよ、boot領域にrecovery_kitを焼きます。
> adb shell
$ cat /proc/mtd
 (boot_wrがあることを確認)
$ su
# flash_image boot_wr /sdcard/recovery_kit.img

boot領域から起動します。
リカバリメニューに入ったら、再び「Start adbd recovery」でadbでつながることを確認。

なお、リカバリメニューに入るのに失敗した場合、放っておけば再びrecovery_kitが起ち上がりますが、2回目以降に起動するのはrecovery領域のrecovery_kitです。boot領域から起ち上がるのは初回だけだということに留意。

recovery領域にカスタムカーネルを導入

boot領域のrecovery_kitに問題がないようなら、recovery領域にはシステムを起動するカーネルを焼きましょう。
バックアップしておいたboot領域を書き戻してもいいですが、せっかくなので改造カーネルを焼いてみます。
IS01でcompcache(ramzswap)を有効にする(2) | Weboo! Returns.からubi-compcache-0.2.imgをダウンロード。
> adb push boot.img /data/
(ファイル名が長いと手入力が面倒なので、短くしておくとラク)
> adb shell
# flash_image recovery /data/boot.img
recovery_kitでは、パーティション名は「recovery_wr」を指定する必要はなく、recoveryに直接書き込めます。

焼けたら、再起動してみます。
まずはboot領域のrecovery_kitが起ち上がりますが、ここで何も操作しないでおくとrecovery領域から再ブートします。
無事システムが起動すれば一安心。

2010-11-12

IS01はUSB-ACアダプタで充電できるか?

auの“スマートブック”IS01が安かったので の続きです)
IS01にはACアダプタが付属しません。充電するための常套手段は「別途ACアダプタを用意」ですが、せっかくUSB端子とか付いているのだから、そっちから充電できないかチャレンジしてみました。

結論:汎用USB充電器も普通に使えます(ただし機器やケーブルによる)

結論から言うと、汎用のUSB-ACアダプタで普通に充電できました
たとえば「iPhone同梱のUSB-ACアダプタ」を使って、本体同梱のmicroUSB⇔USBケーブル経由で問題なく充電できます。

ネットでは「USB-ACアダプタだと充電できない」「充電専用ケーブルじゃないと充電できない」という話も見かけますが、必ずしもそうではなく、どうもアダプタやケーブルの機能/性能/品質によるようです。
例えば電流出力の小さいアダプタだとダメだとか(500mAあればOK)、細い(抵抗の大きい)ケーブルだとダメだとか。

家の有り物で充電できることが分かり、au専用ACアダプタ(945円)を買い足さなくて済んだので、個人的には満足して本件完了なのですが、せっかくなので調べたことを書き留めておきます。

IS01の充電端子はmicroUSB

IS01の充電は、microUSB端子から行ないます。miniUSBの端子やケーブルは普通に見かけますが、microUSBはまだ珍しい存在。
auが勧める純正の充電環境は、以下の二通りです。
  1. 電源コンセント⇒au端末用のACアダプタ(別売)⇒microUSB変換ケーブル(同梱)
    鉄板の充電方法。変換ケーブルはIS01に同梱されているけれど、ACアダプタは別売。
    既にauユーザーならACアダプタも持ってるかもしれませんが、私は今回が初au。IS01を買うとき、ショップのお姉さんに「ACアダプタ(945円)必要ですよ」と勧められましたが、microUSBなら何とかなるだろうと思って断ってしまいました。この945円をケチれるかどうかが、今回の探求の旅の発端。
  2. PC⇒microUSBケーブル(同梱)
    こちらは(USB端子を備えたPCを持っていれば)他に何かを用意する必要はありません。
    ただし「PCにドライバーをインストールした上で、IS01の電源が入っている間のみ充電できる」という条件付き。

    「PCもIS01も両方とも電源ONじゃないと充電できない」というのは、単に面倒だというだけにとどまらない問題があります。IS01のバッテリーを使い切って電源が入らなくなった場合に充電のしようがないのです。
    PSPgoが同様に「USB充電できるのは両方電源ONのときだけ」という仕様で、バッテリーを使い果たして残念な気持ちになったことが何度かあります。

取扱説明書に書かれている充電方法は上の2つだけで、汎用のUSB-ACアダプタで充電できるかどうかは不明だったのですが、汎用アダプタに挿してみたら普通に充電LEDが点灯したので一安心でした。
(ただし、充電LEDが点灯しても充電されなかったり、充電に非常に長い時間がかかる場合もあるようです。おそらく上述のようにアダプタやケーブル依存)

Kindle 3付属のケーブル&アダプタでも充電できます

ところで、Kindle(第3世代)も充電端子はmicroUSBです。
そこでKindle同梱のmicroUSBケーブル&USB-ACアダプタをIS01に挿しても充電できるか試してみたら……問題なくできました。充電機器を使い回しできるのは助かります。

外部バッテリーの場合は同梱ケーブルではダメかも

汎用USB充電器の場合はOKとして、外部モバイルバッテリーはどうでしょう?
ざっと検索してみたところ、IS01同梱ケーブルだとうまく充電できないこともあるようです。

microUSB 端子をもつデバイスの充電環境(pocketgames)などを読むと、ポケットシンクデュアル microUSB+のような「充電専用ケーブル」を持ち歩くのがよさそう。

もっともIS01を8円運用する人はパケット通信を使わないので、屋内専用機となることが多く、外部バッテリーにつなぎたいシチュエーションは少なそうです。

2010-10-18

auの“スマートブック”IS01が安かったので

IS01auのスマートフォンならぬ“スマートブック”IS01
  • Android (1.6)
  • 5インチ960x480液晶
  • ハードウェアQWERTYキーボード
といった一般ウケはしなさそうな尖ったスペックと、「メガネケース」などと呼ばれるシャープな外観が特徴的な端末で、いったいどんなモノ好きが買うんだろう……と思っていたら、うっかり手元に!

仕事でAndroidにも関わることになったので、安いハードを1台買って使い慣れておくかと思っていた矢先、このIS01が(店によっては)激安だと聞いたので、お店巡りをしたのでした。

初期費用は0円を下回る店も

最初に見た店では新規の端末価格は3万円超でしたが、次に入った店ではいきなり「新規0円」。
ただし聞いてみると条件があって、
  • 0円になるのはフォトフレームも新規契約した場合(フォトフレームの方は基本料390円/月の2年縛り)
  • フォトフレームを契約しないなら、IS01の端末価格は12,800円
とのこと。フォトフレームいらないんだよなー…と悩んでたら、「じゃあIS01単体で2,100円ならどうでしょう」と勢いよく値下がったので、手を打ちました。

契約事務手数料が2,835円かかるので、実際の初期費用は4,935円。

帰ってからネットを見たら、「0円のうえ充電アダプタもらった(充電用のACアダプタは同梱されていません)」とか「0円のうえ商品券1万円もらった」とか書かれてて、しまったもうちょっと粘れたかと少々後悔。でもまあ、下がらなかった場合にこれ以上の時間と交通費をかけてさらに探し回るか? と考えると、このスペックの機械が5千円弱で手に入った時点で上等でしょう。と思うことにします。

月額維持費は8円

IS01は携帯電話ですので、毎月基本料が発生します。
ただし「3G回線を使わずに通信はWi-Fiだけ」にした場合、月額料金はなんとたった「8円」。どういうカラクリかと言うと、むかしソフトバンクで「7円(8円)ケータイ」というのがありましたが、それと同じです。

具体的には、IS01を新規かMNPで契約すると最大2年間、月々1,095円が割り引かれるキャンペーン「IS01/02割」を利用します。
プランを「プランEシンプル+誰でも割」にすると基本料780円/月。これに加入必須のスマートフォン用インターネットサービス「IS NET」315円を加えると、毎月の最低料金は1,095円となります。
ということは、通話もパケット通信もしなければちょうど差し引き0円になり、ユニバーサルサービス料の8円/月だけを支払えばいいという計算です。

2年経つと「IS01/02割」が終わってしまうので、その後は毎月1,095円がかかるのか? と一瞬心配になりますが、2年後には「誰でも割」の2年縛りも解けますから、回線契約を手数料なしで解除できます。IS01は、回線契約がなくても本体機能に制限はないようなので(機種によっては回線契約を解除するとカメラなどの機能が使えなくなったりします)、2年後からは「月額維持費0円」での運用が可能になります。
まあ、この手の業界の進化が激しいデバイスを2年以上使い続けることは、あんまりなさそうではありますが。

なお、多くの店では「安心ケータイサポート」オプション(315円/月)の加入が必須となっているため、厳密には月額8円にはならないかもしれません。「翌月以降ならオプション解約可」と言われることが多いようです。
要らないオプションならとっとと解約したくなりますが、このオプションは一度外すとその端末の利用中は二度と入れません。保証を厚くしたい人は解約しないほうがいいのかも。

ちなみにこの「安心ケータイサポート」は、1年以上の利用で電池パックを無料プレゼントされます。ただし電池パックは2,100円で買えるので、電池だけが目当ての場合は、とっとと解約したほうがお得です。

買ったら最初にやること

【液晶保護シートは貼ってあるので買わなくても可】
タッチパネルの機械の場合、何より最初にやることと言えば「液晶保護シートを貼る」です。保護シートを貼らないと初期設定すら行なう気になれない、という人も多いんじゃないでしょうか。
ところが、IS01にはなんと、保護シートが最初から貼ってあるのでした。なんという親切設計。

なので、次のような人以外は、そのまま使ってていいかと思います。
  • 光沢タイプが気に入らない(アンチグレアタイプが好き)
  • よくある工場出荷用のペナペナな保護シートと勘違いして、剥がしてしまった

私は「最初から貼ってある」という事実を知らず、わざわざ保護シートを別に買ってしまったのでした。この未開封のシート、何に使おう……。

【3G通信機能を切る】
8円運用をするためには、パケット代金が発生しないように3Gの通信機能をオフにします。
「設定」→「通信」→「モバイルネットワーク設定」から「データ通信」をオフにします。
画面右上には3Gのアイコンが表示されたままですが、これで問題ないそうです。

「何かのきっかけで知らぬ間にONになっちゃったら?」「3Gアイコン表示が出ている以上、実は通信できちゃうのでは?」などいろいろ心配な場合は、SIMを抜いてしまえば確実ですが、まとめwikiによると以下のような不都合があるそうで。
・通話・Cメール(送受信)ができない
・携帯アップデート(ファームウェア更新)ができない
・リセットすると日付時間が更新されない
・マーケットアプリ(au関係)がダウンロードできない
・auかんたん決済が利用できない
・電源ON・起動するたびにGoogle IDのパスワードの入力を求められる

【充電できる環境を用意】
IS01には充電用のACアダプタは付属しません。
ではどういう充電方法があるかは…別記事「IS01はUSB-ACアダプタで充電できるか?」で。


【お客様コードを電話で訊く】
利用料金をWebで確認するためには、auから発行される「お客様コード」が必要です。
契約申込書の「お客様コード」が空欄になっていた場合は、電話で問い合わせると教えてくれます。
auお客様コード
  • auのサイトによるとお客様コードは「auケータイで調べられる」とありますが、スマートフォンからは調べられません。
  • 電話で問い合わせた場合は「書面にて回答」とありますが、実際には電話口で(口頭で)教えてくれます。
  • オペレーター対応になるので、9~20時の間じゃないと問い合わせできません。(土日祝も受付)
使い始めてしばらくは「本当にパケット代が発生していないか」などが心配になりますので、早いうちにお客様コードをゲットしておくと安心です。