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2014-09-01

月額480円のヨドバシカメラ(ワイヤレスゲートWiFi+LTE)SIM、開通時に注意したいこと

ヨドバシ(ワイヤレスゲート)SIMを買ってみた

今日発売のヨドバシカメラ ワイヤレスゲートWiFi+LTE SIMを入手。
プラン
通信速度は250kbpsと低速だけど月額480円のお安いプランにしてみました。
他社の同額・同速度のプランはなかなかセンシティブな評判ですが、こちらはどうでしょう……。
SIMサイズ
SIMは「小は大を兼ねる」なのでnano SIMで。
SMSオプション
+150円/月がかかりますが、SMSを使いたいというよりアンテナピクトやセルスタンバイ問題があるのでSMSアリで。

ヨドバシ.com予約特典で200MB分の通信量チャージオプションをプレゼント!」とありましたが、9月1日に欲しかったので実店舗で購入。
渡されたパッケージ見たら「200MBオプションプレゼント付」とあったので、少なくとも初期出荷分はどこで買っても特典はもらえそうです。

開通にあたって注意点2つ

申込みページのURLはSSLに書き換えて
開通手続きは自分でWebからおこなうのですが、説明書の「申し込みページURL」は http://www.wi-gate.net/sim/start/ となっています。このURLから進めると、SSLなしのままクレジットカード番号を入力するはめに。
「https://」でもちゃんとアクセスできるので、URLを書き換えることを強くオススメします。
高速通信がデフォルトでON
高速通信モードがデフォルトでONになっています。そのままだと特典の200MBチャージオプションは数分で蒸発しかねないので、とりあえず専用アプリ(iOS/Android)からOFFにして、必要な時にONに切り替えるのがオススメ。
なお、特典200MBの有効期限は2015年3月1日となっていました。

2014-02-05

ドコモからMVNOに乗り換えを検討

通信回線をドコモからMVNOに変えたい

2年前に作った、いわゆる「3円回線」が終わりに近づいてきました。
(割引施策が適用されて「2年間は月々3円でパケット使い放題」でした)

引き続きドコモを使い続けるなら、さらに2年契約をしたうえで月々4,277円がかかる計算です。
※3980円(Xiデータプラン フラット にねん&プラスXi割)+315円(spモード)+3円(ユニバーサルサービス料)-21円(eビリング割引)、消費税5%で計算

どれくらい通信しているのか確認してみたら、先月は1.18GB
たまにテザリングもして、特にケチケチせずに使っていてこの程度なら、ドコモを使い続けるよりもMVNOに乗り換えたほうがお得な気がしてきました。

MVNOの選択肢を3つに絞る

星の数ほどあるMVNO選択肢から、下記条件で探してみたところ、だいたい3候補に絞りこまれました。
  • 月に1GB強、高速通信する
    上限を意識しながらケチケチ使うのはイヤなので、1GBプランだとちょっと足りない
  • SMSオプションは欲しい
    セルスタンバイがどうとか、アンテナピクトが…とか面倒くさいことはあまり考えたくない
  • nano SIMがある
    SIMの場合は“小は大を兼ねる”
  • 3G専用機でも使える
    LTE対応機でしか使えないサービスもあったので念のため

BIC SIMBIGLOBE LTE・3GOCN モバイル ONE
500MB/月
プラン
945円/月
(ミニマムスタートプラン)
1GB/月
プラン
980円/月
(エントリープラン)
1,260円/月
2GB/月
プラン
1,596円/月
(ライトスタートプラン)
1,580円/月
(ライトSプラン)
1,580円/月
SMS利用料147円/月126円/月126円/月
低速通信
速度
200kbps128kbps200kbps
高速通信On/Off随時切替可能
残った
高速容量の
繰越
翌月末まで
利用制限120MB/3日360MB/3日366MB/3日
公衆Wi-FiWi2 300Wi2 300
(MACアドレス1台のみ)
追加SIM
追加方法プラン変更
(ファミリーシェアプラン)
随時追加可能
発行手数料2,100円/枚1,890円/枚
月額料金
(SMS除く)
2,688円/月+472.5円/月/枚
最大枚数3枚5枚
購入
初期費用3,150円3,150円3,150円
※各種施策あり
実店舗で
パッケージ
購入
ビックカメラ
ソフマップ
コジマ
SMS対応SIMは
取扱なし?
(SMS非対応なら
イオン
ヨドバシカメラ
など
通販アマゾン
BIGLOBEアマゾン
楽天

1GBで収まるなら、BIGLOBEの「980円」という価格設定が目を引きます。
SIM枚数を増やしたい場合は、OCNが融通がきくようです。

でも「1GBじゃ足りないけど2GBは多い」という私の場合、残量を翌月に繰り越せるBICがちょうどいいかもしれません。
毎月2GBプラン⇔500MBプランを行き来すれば、足して2で割って「月々1.25GBで1,271円」になりますし。

2012-07-27

ソフトバンクショップで端末を「機能制限解除」してもらった

ソフトバンク端末の「機能制限」は解除できる

ソフトバンクモバイル 006shソフトバンクのAndroidやフィーチャーフォンには、端末起動時にSIMが挿さってないと一切の機能が使えない機種があります。
私が持っていた006SHは、手続きをするとこの「機能制限」を解除してもらえると聞いて、ソフトバンクショップに行ってきました。

参考:よくあるご質問(FAQ) | ソフトバンクモバイル
FAQ71462: 「機能制限解除」とは何ですか?
FAQ71464: 機能制限解除サービスは、どのように手続きしたらいいですか?

機能制限解除の対象機種は 003SH/005SH/006SH/007SH/009SH。
※2011年秋モデル以降は機能制限がかかっていないそうです。

手続きはすぐに終わったけど、解除できない?

手続きは簡単。そして無料です。
  1. ソフトバンクショップに行き、「機能制限解除」したいと伝えます。
  2. 端末をショップの人に渡します。
  3. QRコードが発行されるので、その端末からアクセスします。
  4. 手続完了。機能制限が解除されました。

というわけで渡されたQRコードからサイトに飛んだのですが……「認証エラー」などと表示されるばかり。
次の日にもう一度ショップに行って調べてもらったところ、このQRコードの利用には次のような条件があったのでした。お店の人も知らなかったと平謝り。

  • QRコードの有効期間は発行後20分間
  • ソフトバンク3G回線でアクセスする(Wi-Fiでは不可)

制限時間はまあいいとして、問題は2つめ。3G回線を使おうにも、機種変更してSIMのサイズが変わっちゃったから、この端末ではもう通信したくてもできないのです。(microSIMアダプタを使えば通信できるでしょうが保証外ですし)
お店の人にそう伝えると、お店のSIM(「デモSIM」とか「保守SIM」とか呼んでました)で手続きしてくれました。今度は無事解除完了。

というわけでSIMを持っていなくても利用制限解除はできるみたいです。
ただ、「その端末を買った時の回線契約が継続している必要があるかどうか」までは不明。

2012-05-02

Xi契約SIMをFOMA端末で使う場合のプロバイダ選び

データプランではドコモ以外のプロバイダも選べるけれど……

Xi契約のSIMをFOMA端末に挿して使うことにしました。速度はFOMA(3G)の14Mbpsまでしか出ませんが、料金体系はXiプランのままで利用できます。

Xiデータプランの場合、プロバイダをドコモ以外からも選ぶことができます。
というわけで、OCN モバイル for Xi を選んでみました。4ヶ月間無料(初期費用も無料)というので。

ドコモのmopera Uも4ヶ月無料なんですが、キャンペーン期間が「OCN=5/31まで」「mopera=9/30まで」となっているので、じゃあ5~8月の4ヶ月間はOCNを使って、9月以降はmoperaを使えば8ヶ月無料?とか皮算用をしてしまいました。

Xi契約×FOMA端末では利用できないプロバイダがある

ところが。
「OCNモバイル for Xi」に申し込んでみたものの、APNの設定をしてもつながらないのです。
Xi契約だからXi用APNにつなぐのかと思っていたけれど、もしやFOMA端末だからFOMA用APNにつなぐのか? と設定を変えてみても、やはりつながらず。

途方に暮れてネットを調べてみました。
Xi契約ではFOMA用アクセスポイントへの接続ができない - YAGITCHE によると、OCNでは「Xi契約SIM」を「FOMA端末」で使うことはできないらしいのです。なんと。

というわけで結局mopera Uを契約しました。
mopera Uの場合は、Xi契約をFOMA端末で利用できることを明言しています。
Xiでのご利用について
Q. FOMA機種でも利用できますか?
A. FOMA機種にてデータ通信を行う場合で、当社の「mopera U」をご契約の方は、APNを「mopera.net」に手動で設定してください。
http://www.mopera.net/faq/m_service/index.html#05-11

mopera UをXi契約のFOMA端末で使うための手順

1. My docomoでmopera U スタンダードプランを契約する
月額315円の「U ライトプラン」はXiに対応していないので、月525円の「U スタンダードプラン」を選びます。まぁ4ヶ月無料ですし。
2. FOMA端末でアクセスポイント「mopera U 設定」を選択
端末に最初から入っているアクセスポイント(APN=0120.mopera.net)です。
3. 初期設定画面に行く
先のアクセスポイントを選ぶと3G回線で接続できるようになるので、http://start.mopera.net/ にアクセスします。 接続が確立するとこのURLが書かれたSMSが届いたので、そちらから行くのが簡単。
4. ネットワーク暗証番号を入力したりして設定を完了させる
ユーザーIDやパスワード等が表示されるので、念のためメモっておくといいと思います。でも接続するだけだったら実はメモらなくても平気
5. 新しいアクセスポイント(APN=mopera.net)を作成
先ほどのアクセスポイントは設定専用なので、通常利用のためのアクセスポイント設定を新たに作ります。 端末に最初から入っている「mopera U(スマートフォン定額)」というアクセスポイント(APN=mpr2.bizho.net)はFOMA総合プラン(音声契約)用なので使えません。
  1. アクセスポイントの一覧が表示で[メニュー]→[新しいAPN]
  2. [名前]は好きなように付けていいです
  3. [APN]はmopera.net
  4. あとは<未設定>のままでいいので([ユーザー名]や[パスワード]も入れる必要はありません)、[メニュー]→[保存]
6. いま作ったアクセスポイントを選べば完了

私は最初、3.の「初期設定を行なう」に気付かなくてしばらく悩んでしまいました。
ともかくこれでFOMA端末でXi契約SIMでのパケット通信ができるようになりました。
Xi契約では接続形態によって料金の上限額が変動しませんから、FOMAのように「うっかり違うAPNにつないだために料金の天井が上がった」というような事故は発生しないはずで、安心してAPNをいじれます。

注:spモード以外のプロバイダではテザリングできません

注意したいのが、FOMA端末を使う場合、テザリングしたければプロバイダとして「spモード」を選ぶ必要があります。それ以外のプロバイダでは、(mopera Uでさえも)テザリングできないような仕掛けになっているのです。

spモードがデータプランやXiでも利用できるようになった今となっては、しかもspモードは月315円とお安めですし、ドコモのスマートフォンを使う場合はわざわざ他のプロバイダを選ぶ理由がないかもしれません。

どうしてもmopera Uの4ヶ月無料キャンペーンを享受したい、でもドコモのスマートフォンでテザリングもしたい、という場合は……root、でしょうか。

2012-04-30

「Xiパケ・ホーダイ フラット」から直接「Xiデータプラン フラット」に切り替えると損をする?

【追記】

2013年2月にドコモの仕組みが改訂され、「パケ・ホーダイ フラット」→「データプラン フラット」や「パケ・ホーダイ ライト」→「データプラン ライト」の変更の場合は月額料金の二重発生がなくなりました。

「パケ・ホーダイ フラット」から「データプラン フラット」に切り替えると二重払い?

5月から始まる「プラスXi割」の適用を受けるため、総合プラン(音声通話が可能なプラン)で契約している回線を、データ通信専用プランに変更したくなりました。
現在のプラン)
タイプXi にねん」+「Xiパケ・ホーダイ フラット


目的のプラン)
Xiデータプラン フラット にねん


このプラン変更、何の気なしに行なってしまうと、予想外の請求が発生するのだそうです。
というのは、「パケ・ホーダイ フラット」や「データプラン フラット」の料金は日割り計算されないため、月の途中でプラン変更を行なうと、その月に両方の料金が満額発生してしまうのです。
Xiパケ・ホーダイ フラットの定額料5,985円は、ご利用日数にかかわらず、日割りで計算いたしません。
「Xiデータプラン フラット」「Xiデータプラン フラット にねん」の基本使用料は、月の途中でお申込み・変更・廃止した場合も、日割計算しません。

「翌月からの適用」も選べず

じゃあ、今月いっぱいは「タイプXi」+「Xiパケ・ホーダイ フラット」で使うことにして、「Xiデータプラン フラット」への切り替えを翌月適用にすればいいじゃん、とドコモを使い慣れている人は思うかもしれません。
パケ・ホーダイのフラットとダブルを切り替えるときなんかは、「申し込み直後からの適用」と「翌月からの適用」を選べますし。

ところが総合プランからデータプランに切り替える際は、その便利な「翌月からの適用」予約ができないのです。
申し込んだその時にプランが変更されるということは、切替日は両方のプランを利用したことになってしまいますから、どうしても料金も二重発生してしまいます。

日割り可能な「Xiデータプラン2」を挟んで二重払いを大幅軽減

しかし世の中にはうまいことを考えつく人がいるもので、以下のようなワザを使うと二重払いを大きく軽減できるのです。
1. 月の最終日に「Xiデータプラン2 にねん」にプラン変更する
2. 同時に「Xiデータプラン フラット にねん」翌月適用を申し込む
2段階定額の「データプラン2」であれば料金が日割りになります
「Xiデータプラン2」「Xiデータプラン2 にねん」の基本使用料および無料通信分の9,524KB(税込2,500円相当)は日割計算いたします。
そのため今月支払うべき通信料金は、
  • パケ・ホーダイ フラット(1ヶ月分)
  • Xiデータプラン2 にねん(最終日の1日分)
となり、二重払いするのは「フラット1ヶ月分」ではなく「2段階定額の1日分」で済むのです。
  • 「Xiデータプラン フラット にねん」の1ヶ月分料金 … 4,410円(Xiスタートキャンペーン適用後料金)
  • 「Xiデータプラン2 にねん」の1日分料金 … 83円(2,500円÷30日)
なので4,327円ほど節約できた計算になります。

さらに、総合プラン→データプランのプラン変更の場合は翌月適用予約ができませんでしたが、データプラン内であれば翌月自動適用の予約ができます。そのため、「データプラン2」への切替時に合わせて「データプラン フラット」翌月適用の申し込みもしてしまいましょう。

なお、名前に「にねん」がついているプランを行き来する限りは2年契約の解約金は発生しませんが、「タイプXi にねん」からデータプランへの変更時には契約期間が引き継がれない1ヶ月目から数え直しになる)ので要注意です。
そういえば先日XiデータプランをFOMAデータプランに契約変更した時も、契約期間は数え直しでした。

なお、「データプラン2 にねん」⇔「データプラン フラット にねん」間の変更では契約期間は引き継がれます

「データプラン2」を挟む場合の注意点

二重払いを大きく軽減できるこの方法ですが、注意点もいくつかあります。
月末最終日にドコモショップに赴くか、151に電話する必要がある
残念ながらMy docomoではできませんでした。今日(4月30日)は休日のためどちらも混みます。私が行ったドコモショップは60分待ちでした。
申し込み後、月が変わるまでパケット通信をしない
日割りとなるのは「基本使用料と無料通信分」だけで、それを越えた分の通信料は日割りされません。「Xiデータプラン2 にねん」の基本使用料は「1ヶ月2,500円(無料通信分9,524KB)」ですから、日割りすると無料通信分は317KBまでで、それ以上パケット通信を使用すると0.2625円/KBの料金が発生します。
天井は日割りされないため通信し続けると上限の4,935円(Xiスタートキャンペーン適用後料金)まで行ってしまいかねません。
もちろんWi-Fiでの通信は問題ありませんが、うっかりパケットが流れないよう、SIMを抜いておくなどしたほうがいいかもしれません。
月々サポートを維持したい場合は「データプラン2」を選ぶ
基本使用料1,000円の「Xiデータプラン にねん」だと月々サポートが消えてしまいます。月々サポートを維持したい場合は基本使用料2,500円の「Xiデータプラン2 にねん」を選びます。
窓口の人はこのテクニックを知らないかもしれない
なので「今日『データプラン2』に変更して、さらに翌月適用で『データプラン フラット』に変更したい」と伝えてしまうほうが早いでしょう。

「本日これから日付が変わるまでパケット通信禁止」というのは、代替通信手段を持たない場合にはちょっとしんどいかもしれませんが、たまにはケータイの画面を見ずに電車に乗ったり街を歩いたりするのもいいかもしれません。

月末の夜にパケットが使えないのはどうしても困るという場合は、次のような手もあるかも。(未検証)
  • 「パケ・ホーダイ フラット」月末廃止予約をする(月末の24時までは使えます)
  • 日付が変わったら一切パケット通信しない
  • 明朝、朝イチでドコモショップか151でデータプランにプラン変更
この場合は「パケ・ホーダイ フラット」と「データプラン フラット」の重複期間がないため、「データプラン2」を経由する必要はありません。ただし「タイプXi」の翌月初日分の日割り料金が発生します。

ちなみに:
似たような話として、Xiのデータ回線をFOMAデータ回線に契約変更した時の話はこちら → Xi(クロッシィ)の寝かせ回線をFOMAに契約変更してバリュー化した

2012-04-14

micro SIMアダプタを単体で電話機に挿すのはとても危険

マイクロSIMカードをマイクロ非対応の携帯電話機で使いたくなり、変換アダプタを買いました。

新型 UBEST製 マイクロSIMアダプタ ブラック for Apple iPhone4 / iPad microSIMカードをSIMカードに変換するアダプター 黒
¥280+送料無料

マイクロSIMと通常SIMは端子形状には互換性があるため単にカードの大きさが違うだけでして、つまり「アダプタ」と言っても、要するにプラスチック製のワクです。
そのためか安い物ではなんと58円+送料無料などという、デフレの申し子とでも言うべき商品すらあります。

ではなぜ敢えて金額が5倍の280円もする“Ubest”のアダプタを選んだかと言うと、いちおうワケがあるのです。

安いアダプタにはない心遣い

安いアダプタと比べて、安くないアダプタにはざっくり次のような長所があります。
  • マイクロSIMカードが外れにくい
  • アダプタのサイズや厚さが正しい

安いアダプタは本当にただのワクですが、UbestのアダプタはマイクロSIMが収まる部分に薄い膜が張られています。そのためマイクロSIMが外れにくいのです。膜は透明でとても薄いプラでした。

アダプタのサイズは、安いものだと精度が良くなく、本来あるべきサイズより大きかったり厚かったりして、電話機にすんなり挿し込めない……といったケースもあるようです。

もっとも、安くても精度の高い品もありますし、高くても「これはどうかなー」という品質の物もあります。そこがお買い物の難しいところ。

なお、膜の代わりにシールを使う製品もあります。
外れにくさはむしろシールのほうが上ですが、糊がなー…という方は(私もです)、ただのプラ膜のほうが安心かもしれません。
また、シール型は、シールの分だけ厚くなります。シールの厚さなんてコンマ数ミリですが、思った以上に電話機に入りにくくなります。むりやり入れると今度は出てこなくなるおそれも。

ところで、届いた製品を見て驚いたのですが、なんとアダプタ2個入りでした。アマゾンの商品情報ページにはどこにもそんなことは書かれていなかったのでちょっとびっくり。
別に1つしか要らないから安くしてくれればいいのになぁ…などと思っていたのですが、すぐに「2つあって良かった!」と思わされる事件が勃発したので世の中は不思議です。

どんな事件かと言いますと……。

アダプタを単体で電話機に挿すと抜けなくなる!

アダプタを試しに携帯電話機に挿し込んでみました。大きさも厚さもピッタリです。さすが最安商品の5倍もする品だけあります。

じゃあ練習も終わったし本番に行ってみるか、とアダプタを電話機から抜こうとしたら――抜けません。なにか引っかかってるような感触です。
こういうとき力任せで引っぱったりすると大変な不幸が訪れる予感がしたので、とりあえず深呼吸して気を落ち着かせてから、ネットで検索してみます。

すると、同様に「抜けなくなった」というケースが出てくる出てくる。アマゾンにはこういうアダプタが何種類も販売されてますが、どの製品のページを見てもレビューに「抜けなくなった。★1」などと書かれています。

どうも電話機のSIMスロットは、SIMカードの端子と接触する電話機側のピンがバネになっているらしいのです。
そのため、マイクロSIMカードを入れずにアダプタだけ挿し込んだ場合、ピンがワクに引っかかってしまうとか。

無理やりアダプタを抜こうとするとピンが曲がったり折れたり、基板に変な力がかかったりしてしまいかねません。さて、どうしましょう。

アダプタを破壊してなんとか解決

結局、次のような手段で電話機を(そんなに)傷めずにアダプタを抜くことに成功しました。
  1. カッターでアダプタの露出部を切り取る
  2. これでマイクロSIMが入るべき空間へアクセスできるようになったので、そこに適当なプラ片を差し込む
  3. そうやってピンを抑えつけながらアダプタをそおっと引き抜く
    (まだ抜けない場合はプラ片の厚みが足りない可能性があります。無理やり抜いたりせず、もう1枚プラ片を重ねたりしてみましょう)

というわけで、期せずしてアダプタが2個入りだったおかげで助けられました……。
バラしちゃったアダプタは手厚く供養することにして、もう1つのアダプタにマイクロSIMを入れて電話機に挿入。無事、SIMは電話機に認識されました。

カッターでアダプタを切るときに、刃が滑って基板がガリッと音を立てたような気がしてならないのですが、とりあえずは大丈夫だったようです。

皆様におかれましても、マイクロSIMアダプタを「試しにSIMカードなしで電話機に挿し込んでみる」といったことは決してなさらぬよう、どうぞご注意ください。

2012-03-09

Xi(クロッシィ)の寝かせ回線をFOMAに契約変更してバリュー化した

Xi(クロッシィ)の寝かせ回線をFOMAに契約変更しました

Xi(クロッシィ)の寝かせ回線をFOMAに契約変更しました。
契約していたXi回線は「Xiデータプランにねん」。2年経たずに解約すると途中解約金がとても高いプランです。そのため、途中で解約するよりも2年間じっと寝かせておくのがいちばん安上がり……と思っていました。

ところが「解約金を払わずにXiからFOMAに契約変更できる」という話を知りました。
生活向上まとめ : 高額キャッシュバックだけじゃもったいない!Xi(クロッシィ)の寝かし回線でスマホを安く機種変更で買う方法

FOMAに変更することの利点と欠点

FOMAに変更するメリットは、FOMA端末の機種変更が可能になること。
まだXiはあんまり普及していないため、Xi端末の機種変更は高価です。ところがFOMAなら格安機種変のチャンスがたまに(けっこう?)訪れるので、いろいろな端末で遊びたい人には嬉しい話です。

デメリットは、FOMAへの契約変更時に2年縛りのカウントがリセットされること。変更時からあらためて24ヶ月の契約になります。
解約金のテーブルも「Xiデータプランにねん」と変わらず高額なため(たとえば12ヶ月目で18,795円)、Xi契約に加入してから何ヶ月も経ってしまってる場合には変更はオススメできません。
(私は3ヶ月のときにこの話を知ったので、思い切って変更してみました)

なお、他のメリットとして、上記ブログ(というかそのネタ元の2ch)によれば「2年縛りが解けた時にMNPしやすい」とか。曰く、
  • 2年縛りが解けても、データプランのままだとポートアウトできない
  • ところがXiデータプランからXi音声プラン(タイプXi)への変更は新規扱いになる
  • そのため、音声に変更してすぐポートアウトすると0ヶ月即解扱いになる
本当かどうかは分かりませんし、仮に今は本当だとしても2年後の2014年時点でどうなっているか分かりませんので、この点は検討材料に入れるかどうかは微妙なところです。

どのプランにするの?

(Before) Xi(月1,000円~/途中解約金最大26,880円)
 ↓ XiからFOMAに契約変更(契約事務手数料2,100円)
(After-1) FOMA(ベーシックコース)(月1,735円~/途中解約金最大26,880円)
「Xiデータプランにねん」からFOMA「定額データ スタンダード割」の対象プランへは、解約金を払うことなく契約変更できます。
必要な費用は事務手数料の2,100円のみ。

ただし、このままだとベーシックプランのために月額最低料金が1,735円と割高です。
バリュープランに変更することで(俗に「バリュー化」と呼ばれるようです)、月額最低料金を元どおりの1,000円~にしておきたいところ。
(Xiから直接FOMAバリュープランに契約変更させてくれればありがたいのですが、どうもそういうわけにはいかないようです)

 ↓ バリュープランに変更
(After-2) FOMA(バリューコース)(月1,000円~/途中解約金最大26,880円)

バリュー化することで、月額最低料金・途中解約金とも「Xiデータプランにねん」のときと同条件になりました。

バリュー化する方法としては、機種変更が確実です。
上記ブログでは「他社SIMフリー端末をドコモショップで持ち込み機種変更」というワザも紹介されていましたが、端末が必要なうえ、ドコモショップですんなり手続きが進むかどうかも不安で(レアケースでしょうし)、なかなか難易度が高そう。

ドコモショップでFOMAに契約変更

実際に手続きをしたときの流れを以下に書きつけておきます。

まず、ドコモショップでXiからFOMAに契約変更。

「XiからFOMAに変更したい」のようなざっくりとしたお願いだと「解約金がかかりますがよろしいですか」と訊かれてしまうので、最初から具体的に伝えたほうがいいかもです。
  • 現在「Xiデータプランにねん」に入っています
  • FOMAに契約変更したいです。プランは「定額データプラン スタンダード」+「定額データ スタンダード割」
  • 「定額データ スタンダード割」を申しこめば「Xiデータプランにねん」の解約金はかからないと聞きましたが、大丈夫でしょうか
そうすれば、下記確認だけで比較的スムーズに進むと思います。
  • 確かに解約金はかからない
  • ただし2年契約は1ヶ月目から数え直しになる
  • Xi→FOMAの契約変更の事務手数料2,100円がかかる
  • 「定額データプラン スタンダード」はベーシックプランなので、月額最低料金は1,000円ではなく1,735円になる

2年契約の解約金がかからない点は慎重に確認しましょう。
たとえば、「定額データ スタンダード割」の代わりに「定額データ スタンダード割2」に入ってしまうと解約金を支払うハメになります。(なんとも紛らわしい……)

ちなみにXi→FOMAの契約変更ではSIMカードの交換はありませんでした。
(それどころかSIMカード持っていったのに、そもそも出番すらありませんでした)

機種変更でバリュープランに変更

さて、次はベーシックプランからバリュープランに変更するため、機種変更をします。

こちらはドコモショップでなくても大丈夫ですが、格安機種変の場合、データプランは受け付けてくれないお店もあるので要注意です。
また、「現在の端末の利用期間が1ヶ月以上じゃないと機種変更受付不可」というお店の場合、Xi→FOMA契約変更直後の状態を受け付けてくれるかどうかは分からず、こちらも注意が必要。(※これは2012年3月の話です。その後ちょっと事情が変わったようなので下に追記しました)

私の場合は、たまたま入ったお店がどちらもOKなので助かりました。

機種変更のときに、下記を伝えて確認しておく必要があります。
  • 現在はベーシックプランなのだけど「定額データプラン スタンダード バリュー」にプラン変更したい
  • 「定額データ スタンダード割」は継続したい

※私は月々サポートのつかない機種を買ったので詳細は分からないのですが、月々サポート対象機種の場合、月々サポートは諦めないといけないかもしれません。
というのは、「定額データプラン スタンダード バリュー」では月々サポートは受けられないからです。「定額データプラン スタンダード2 バリュー」なら月々サポート対象ですが、そうすると「定額データ スタンダード割」対象外になるので2年契約の解約金が発生するのではないかと。

※2012年4月追記:
格安機種のほとんどは「ご愛顧割」という割引施策のおかげで安いのですが、今月からMy docomoなどに表示される「端末利用期間」が0ヶ月の場合はご愛顧割が適用されなくなったようです。

というわけでバリュー化するには下記のいずれかを選ぶことになります。
  • ご愛顧割の適用条件を読むと「ご愛顧割の適用を希望する契約回線について、前回の端末購入日から1か月以上経過していること」とあるので、「表示上は端末利用期間が0ヶ月になっているが、実際には1ヶ月以上端末を利用しているので、ご愛顧割を適用してください」とお願いする。(かなりのハードネゴシエーションになると思われます。また、お店の独自ルールとして「Nヶ月未満の機種変更は無条件にNG」としているところも多く、その場合は食い下がるだけ無駄です)
  • ご愛顧割の適用を受けずに機種変更する。(格安機種変はあまり期待できません)
  • 1ヶ月待ってから機種変更する。(My docomoには端末利用期間の次回更新日が表示されていますが、単に月をまたぐだけではダメで、翌月同日までちゃんと1ヶ月待つ必要があります)
  • FOMAを利用可能な他社製品をドコモショップに持ち込む。PlayStation Vitaや、正規の手続きでSIMフリー化されているiPhoneやスマートフォンなどが該当します。
Vitaなどを持っていない場合、1ヶ月分のベーシックプランとバリュープランの差額は735円なので、成功確率の薄い賭けを繰り返して時間と精神をすり減らすよりは、おとなしく待つのが得策かもしれません。


まとめ

そんなわけで、無事(つまり解約金を支払うことなく)XiからFOMAへ契約変更が完了しました。

Xiのまま寝かせていた場合と比べると5千円強の出費がありますが(契約変更の事務手数料2,100円+2年契約のカウントがリセットされたことで無駄になったリセット前の月額利用料金が3ヶ月分3,000円)、まぁぶっちゃけ、FOMAにした後に格安機種変を1回して端末を売却すれば元が取れそうです。

ちなみに:
似たような話として、Xiの総合プラン(音声契約)をデータプランに変更した話はこちら → 「Xiパケ・ホーダイ フラット」から直接「Xiデータプラン フラット」に切り替えると損をする?