電子証明書って何?
ネットで申告をするのに必要なのが「電子証明書」です。なぜこれが必要かというと…?●技術的には: 「申告書の作成者が誰であるか」「申告書が誰かに改竄されていないか」といったセキュリティ面を保証します。
●法的には: 印鑑を押したことと同等の効力を持ちます。
とにかく、これがないと始まらないということで、発行してもらいに住所地の市役所(区役所/町役場/村役場)に行きます。
電子証明書の発行には何が必要?
【用意していくもの】・運転免許証・パスポートなどの「官公署が発行した写真付き証明書」
・手数料500円(自治体によって異なります)
・住基カード(既に持っている人のみ、持ってなければ発行手数料+500円)
持っていない人やなくした人はついでに新しく発行しましょう。発行には「写真入り証明書」が必要ですが、持ってない人は、他の書類でも代用できるみたいなので調べてみてください。
ちなみに、写真を持って行くと「写真付き住基カード」が作れます。今後こういう「写真付き証明書」が必要になったときに便利かもしれません。手数料は写真付き/写真なしとも同じみたいです(が自治体によっては異なるかもしれません)。
「私は住基ネットには反対の立場なので、住基ネットを利用したサービスは受けたくない」という方は、他の電子証明書を利用することもできるようです。ただし、個人で、しかも500円というお手軽な手数料で発行してくれるところはないかもしれず、難しいところです。
なお、住基ネットに接続していない自治体(東京都国立市と福島県矢祭町)に住む人はサービスを受けられません。(東京都杉並区も不参加でしたが、国との訴訟に敗れたため今年(2009年)からサービスを開始しています)
役所に着いたらどうすればいいの?
「デンシショウメイショがほしいんですが」と言っても当惑されるおそれがあるので、「住基カードが…」と告げたほうがよいかもしれません。確定申告シーズンなので特設コーナーを設けている役所もあります。(私が行った役所はそうでした)その後の手続き方法については、たぶん役所の人が丁寧に説明してくれます。小一時間ほどで「電子証明書(が格納された住基カード)」が手に入ります。
電子証明書は3年使えて500円。住基カードは10年使えて500円。(しつこいですが自治体によって異なるようです)
次回:利用環境の準備
次は、もらってきたこの電子証明書を使えるようにするなど、PC側で必要な設定・準備を行います。目次 ~e-Tax(インターネット確定申告)に挑戦~
(1)確定申告していいことってあるの?(2)電子証明書(住基カード)を役所で取得 (←いまココ)
(3)電子申告の準備
(4)利用登録、株取引の損失を翌年に繰り越すには
(5)ICカードリーダ・電子証明書控除を受けて、申告完了
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