デル製品を修理に出すまでの流れをまとめてみました。
●Dell製品には保証書は付属しません
修理に出す場合、有償か無償かは非常に気になるところ。
保証内容を確認する場合、他社製品でしたらまず「保証書」を引っ張り出してきて確認するところですが、Dellの製品には保証書はありません。
その代わり、購入時に付与された製品固有の「サービスタグナンバー」によって、Dellのデータベースで情報が管理されています。
サービスタグナンバーは7桁の英数字で、PCのどこかに貼ってあるシールに記載されているほか、BIOSからも確認できます。(参考:サービスタグの探し方)
●Dellのサイトで保証内容を確認
サービスタグナンバーをDellのサイトの「サービス・製品保証情報」ページで入力すると、保証内容・期間が確認できます。
保証の内容や期間は、製品購入時に何をどれだけ付けたかによって人それぞれですが、私の場合は「コレクト&リターン(引き取り修理)サービス」の延長保証が今年の9月まで残っていました。
具体的には何が保証されるのかと言うと、
□引き取り修理サービス:
デルテクニカルサポートで修理が必要と診断された場合、ご指定もとまで宅配業者が引き取りに伺い、弊社指定のリペアセンターで修理完了後にご返却するサービスを、ご購入から1年間無償で提供します。
□パーツ保証:
デルテクニカルサポートの診断で特定されたデル製品の復旧に必要な補修部品を、ご購入から1年間無償で提供します。
(サービス&サポートページにある標準保証内容)
ということは、「デルテクニカルサポート」で修理が必要だと診断されれば、送料・修理料とも無料で済みそうです! 入ってて良かった延長保証!
●テクニカルサポートに問い合わせ
どう見ても故障…という状態であっても、いきなり「修理」に出すことはできず、まずは「テクニカルサポート」に問い合わせる必要があるようです。
私の保証内容では、電話かメールでの問い合わせとなります。
□電話:
テクニカル電話サポートのページにサービスタグナンバーを入力すると、電話番号と受付時間が表示されます。私の場合はフリーダイヤルで、月~土の9~21時が受付時間でした(祝日・年末年始除く)。
混雑状況の表もあり、ノートPCサポートの場合は15~17時あたりが比較的つながりやすい模様。
□メール:
電話で技術的な問題を伝えるのはけっこう大変ですので、今回はE-メールサポートを利用してみます。メールなら24時間365日受付ですし、その場で待たされるということもありません。
E-メールサポートのページで(例によって)サービスタグナンバーを入力すると、問い合わせ用フォームが表示されるので、必要事項を入力します。
入力が完了すると、とりあえず「受領しました」という自動返信メールが1時間くらいして届きました。このメールが届かないようでしたら、自分のメールアドレスを入力し間違えたとか、迷惑メールフォルダに分類されているとか、そういうのを確認したほうがよいでしょう。
●テクニカルサポートとのやりとり
翌日、サポートの方からメールが届きました。Dellのサポートセンターは中国にあると聞いたことはありましたが、確かに担当者の名前は中国の方っぽいです。(メールは日本語で届きますのでご安心を)
とりあえずこちらで問題を切り分けたことを伝えたので、「念のためOSを再インストールしてみて、それでもダメなら工場で検査する」とのことでした。…最初に「HDDをフォーマットしてOS再インストールしても同じでした」と書いたんだがなあ。
そこは深入りしてもしょうがないので、修理を頼むことにします。住所と希望時間帯を伝えれば、佐川急便が引き取りに来てくれます。職場などでの引き取り集荷も可能。
時間帯は指定できますが、日にちは指定できず「手続き後、最短の日程」となります。追ってDellから「引き取りは何日になります」と連絡が来ますが、タイミングが折り合わない場合は佐川と直接調整してほしいとのこと。具体的には、留守だったら不在伝票が挿し込まれるので再集荷を依頼して、とのことでしたが、実際には指定した時間帯の直前に携帯電話に「これから集荷に行っていいですか」と佐川から連絡がありました。
●修理に出す際に気をつけること
□HDD内のデータは消えるかもしれません
いちおう、修理依頼時に「HDD異常が見つかってもフォーマットを希望しない」という項目を選ぶことはできますが、HDDを運送する時点でデータが飛ぶリスクはありますので、バックアップは必ずとっておきましょう。
とは言え私の場合、修理に出す前に「HDDフォーマットしてOS再インストール」していますので、このHDDには消えて困るデータは何も入っていないので、バックアップもとっていません。
□可能な限り、最初に買ったときのパーツに戻しましょう
後からメモリやHDDを増設・交換した場合、それらには保証が及ばないだけでなく、それらが不具合の原因とされてしまうこともあります。できるだけ、最初の状態に戻してから修理に出します。
私の場合、増設したメモリは取り外し、HDDは取り替えてあったので元に戻しました。古いHDDを処分せずに取っておいてよかったです。(ソフマップかどこかで売り払おうと思いつつ、面倒で放置していただけなんですが)
普段使いの(データが消えたら困る)HDDは手元に置いたまま、バックアップを取る手間もかからず、HDD初期化とかもできたので、結果的にはかなりラクができました。
□梱包はしなくていいです
佐川急便が梱包材を持って集荷に来てくれるので、押し入れの奥から箱やエアパッキンを引っ張り出す必要はありません。なお、梱包材も無料。
●修理状況の確認もサイトで
引き取り修理状況確認のページで、進捗をチェックすることができます。だいたい2週間くらいかかるそうです。
以上、修理に出すまでをまとめてみました。修理に出そうかな~、どうしようかな~、どうすればいいんだろう、とお悩みの方の参考にでもなれば幸いです。
⇒続き:DellのノートPCが修理から戻ってきた
昨年9月に買ったdellのパソコンが故障し、古いパソコンを出してきて、検索、貴殿のページを見つけ、さっそくデルにメールしました。
返信削除連絡先がリンクされていて、時間節約になり、感謝感謝です。
ブックマークにも追加し、パソコンが帰ってくるまで参考にさせてもらいます。
修理完了したらお礼のメールをしなければ。