2014-12-23

ヨドバシのiTunesカード値引きキャンペーン、実は5%OFFと10%OFFの2パターンがある

iTunesカードを2枚同時購入で10%OFF?

年の瀬、あちこちでiTunesカードの値引きキャンペーンがおこなわれています。
最大で10%OFF。去年くらいまではちょくちょく見た「同時購入で2枚目半額」(=25%OFF)にはもう巡り会えそうもないので、ここらで買いだめておくのも手かと思います。

同時購入で「2枚目が」10%OFF?

新宿西口ヨドバシカメラ、スマホ売り場(長距離バスターミナルの建物)を訪ねてみました。
店頭のポスターには「同券種を2枚同時購入で2枚目が\なんと/10%OFF」。

ということは1枚目は額面どおり。合計では5%OFFの計算です。
競合のビックカメラでは1枚目も10%OFFなのに…!

しかしヨドバシのポイントを使いたかったので、諦めきれず道を挟んだ向かい側のマルチメディア館へ。
(金券は現金で買ってもポイントが付かないので、溜めたポイントの消化先にオススメです)

向かいの売り場には「2枚目が」の文字なし

マルチメディア館の店頭ポスター、さっきとほとんど同じデザインだったのですが、書かれている文言は「同券種を2枚同時購入で\なんと/10%OFF」。

おや? こちらには「2枚目が」の文字がありません
まさか…こっちは1枚目も10%OFF?

たしかに10%OFFで買えた

レジに持っていったところ、普通に1枚目も10%OFFでした。

アイチューンズカード割引販売速報」によれば、ヨドバシの他支店でも2枚目のみ10%OFF(実質5%OFF)の模様。
1枚目も10%OFFになるのは、限られた店舗(旗艦店?)のみの施策なのかも…?

2014-09-01

月額480円のヨドバシカメラ(ワイヤレスゲートWiFi+LTE)SIM、開通時に注意したいこと

ヨドバシ(ワイヤレスゲート)SIMを買ってみた

今日発売のヨドバシカメラ ワイヤレスゲートWiFi+LTE SIMを入手。
プラン
通信速度は250kbpsと低速だけど月額480円のお安いプランにしてみました。
他社の同額・同速度のプランはなかなかセンシティブな評判ですが、こちらはどうでしょう……。
SIMサイズ
SIMは「小は大を兼ねる」なのでnano SIMで。
SMSオプション
+150円/月がかかりますが、SMSを使いたいというよりアンテナピクトやセルスタンバイ問題があるのでSMSアリで。

ヨドバシ.com予約特典で200MB分の通信量チャージオプションをプレゼント!」とありましたが、9月1日に欲しかったので実店舗で購入。
渡されたパッケージ見たら「200MBオプションプレゼント付」とあったので、少なくとも初期出荷分はどこで買っても特典はもらえそうです。

開通にあたって注意点2つ

申込みページのURLはSSLに書き換えて
開通手続きは自分でWebからおこなうのですが、説明書の「申し込みページURL」は http://www.wi-gate.net/sim/start/ となっています。このURLから進めると、SSLなしのままクレジットカード番号を入力するはめに。
「https://」でもちゃんとアクセスできるので、URLを書き換えることを強くオススメします。
高速通信がデフォルトでON
高速通信モードがデフォルトでONになっています。そのままだと特典の200MBチャージオプションは数分で蒸発しかねないので、とりあえず専用アプリ(iOS/Android)からOFFにして、必要な時にONに切り替えるのがオススメ。
なお、特典200MBの有効期限は2015年3月1日となっていました。

2014-05-13

入れ替えた[Ctrl]キーが、トラックパッドのクリック時に認識されないときは

[Ctrl]と[CapsLock]を入れ替える

[Ctrl]キーがキーボードの左下だと、EmacsなんかでCtrlを多用しているとき、左手の小指がつりそうになります。
[Ctrl]は[A]の左隣、[CapsLock]の位置にいてほしい。

というわけで、[Ctrl]と[CapsLock]を入れ替えます。
入れ替えはChange Keyで。インストール不要、常駐もしないのがうれしいです。(このソフトが行なうのは、レジストリの HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout の Scancode Map の値を書き換えるだけ)

トラックパッド操作では入れ替えた[Ctrl]が無視される?

入れ替えてしばらく使っていたら、どうもおかしいのです。
キーボード操作では確かに[CapsLock]と[Ctrl]は入れ替わっています。(たとえば入れ替え後の[Ctrl]+[X]で切り取りできます)
でも、トラックパッドと組み合わせた操作、たとえば入れ替え後の[Ctrl]+クリックが認識されません

これではエクスプローラーでファイルを複数選択できませんし、Webブラウザでリンクを新規タブで開くこともできません。
元々の[Ctrl]キーではそんなことなかったので、トラックパッドのドライバーが入れ替え前のキーを見て挙動を変えているようです。

入れ替えずに使うのは小指の危機なので、解決法を探してみたら……ありました!

パームチェックの感度を最小にして解決

1. コントロールパネル→マウス→ThinkPad→拡張
2. 拡張→スマートチェック→パームチェックのしきい値を「最小」に
これで入れ替え後の[Ctrl]+クリックがちゃんと認識されるようになりました。

ただ、この“パームチェック”機能はもともと誤操作を防ぐためのもの。
この機能を最小化したため、キーボード入力中にうっかりパッドに触れると、タップ(クリック)扱いされるようになってしまいます。
トラックパッドのドライバーが、[Ctrl]かどうかを(物理キーじゃなくて)スキャンコードで判断してくれればいいのに…とも思いますが、とりあえずは一件落着です。

Windows 8 プリインストール機に 8 Pro を入れたい

ThinkPad E440を買った

4年半前に買ったThinkPad R400、いろいろヘタってきたのでリプレースを検討。
14インチで1600×900」という、大きすぎず小さすぎず荒すぎず細かすぎずのサイズ感が気に入ったので、今回もThinkPadにしました。



モデル: ThinkPad E440
Rシリーズはディスコンになっていて、後継はLシリーズらしい。
でもR/Lシリーズほどの堅牢性はいらないし(持ち歩かない)、セキュリティもほどほどでいいし(ビジネス用途じゃない)、安めのEシリーズでもいいかなと。
キーボード周りは L・E とも同じみたいですし。
CPU: i5-4200M
i5以上でいちばん安いものに。
メモリ: 4GB
最初から8GBにすると+7,500円ほどしますが、別途4GBを買って自分で増設すれば+5千円程度で済みます。DDR3L-1600(PC3L-12800)、アマゾンだとサムスンエレコムなど。
OS: Windows 8 (64bit)
あとで手持ちの 8 Pro に入れ替えるので、まずは安い8(無印)で。
「8 Pro(64bit)」のプロダクトキーを持っている場合は、8.1 じゃなく 8 を選んだほうがいいです。8.1(無印)→8 Pro のアップグレードはできないようなので。
HDD: 500GB(5400rpm)
これも手持ちのSSDに入れ替えるので、いちばん安いのを。
以上、63,903円(税込、消費税5%時)。75,180円からクーポンで15%OFFでした。
「14インチで1600×900」はマイナーながら他メーカーでも数機種はありますが、このスペックでこの値段に抑えられるのはレノボならでは。
その代わり、注文してから届くまで26日間かかりましたが……。

メモリ増設、HDDをSSDに交換

どちらも裏蓋を外せば簡単にアクセスできます。
最初、裏蓋が固くてなかなか開かず、割れるんじゃないかと心配するくらいのチカラ任せでやっと外せました。

Windows 8.1 Pro にアップグレードする

クリーンインストールしようとすると、かなり大変でした。
プリインストールの Windows 8 を 8 Pro にアップグレードするほうが、圧倒的にお手軽です。

アップグレードは次のような手順になります。
1. HDDの内容をSSDにクローン
元のHDDから起動して、USB接続したSSDにHDDの内容を複製。SSDに付属していたSamsung Data Migration Softwareを使いました。
2. SSDから起動
HDDを取り外しSSDを装着。SSDから Windows 8 が起動することを確認します。
3. Windows 8 Pro にアップグレード
[Windows 8 への機能の追加]→[プロダクト キーは入手済みです] から 8 Pro のプロダクトキーを入力。
4. Media Center Packを持っている場合はさらにアップグレード
上記3.と同じ手順です。
5. ライセンス認証
[Windows のライセンス認証] から再度プロダクトキーを入力。
私の場合、別のPCで使っていたライセンスだったためか、電話認証となりました。しかも長い長い数字(インストールID)を打ち込む自動応答の結果もNGで、オペレーター対応に……。
(日曜の丑三つ時というのに、日本人のオペレーターさんが対応してくれたのには驚きました。質問に正直に答えたところ、すぐに確認IDを発行してもらえました)
6. Windows 8.1 にアップデート
8.1への更新プログラムは[Windows ストア]にあります。Windows Updateを探しても見つからないので要注意です。 8.1 Update (KB2919355) は適用済みのようでした。
注意したい点として、8 Pro のプロダクトキーは 8.1 Pro では使えないみたいです。
「8 → 8.1 にアップデート → 8.1 Pro にアップグレード」…としようとすると、8 Pro のプロダクトキーが使えなくて詰みます。
8 → 8 Pro(→ 8 Media Center)までアップグレードした後で 8.1 にアップデートするのが良さそうです。

Windows 8 Pro をクリーンインストールするには?

この機種に Windows 8 Pro をクリーンインストールするには、大きなハードルが2つ。
  1. WindowsのプロダクトキーがBIOSに書き込まれている
  2. 何かのドライバーが必要
1.は何とかできましたが、2.で行き詰まって、気力が尽きて断念してしまいました。

1.は、OEMライセンス認証(OEM Activation 3.0)と呼ばれる仕組みで、BIOS内にプロダクトキーが埋め込まれているそう。
ディスクから 8 Pro をクリーンインストールしようとしても、プロダクトキーの入力画面が表示される代わりにBIOS内のプロダクトキーが優先して参照されてしまい、これが 8(無印)用のキーのため、8 Pro のインストールができません。

明示的に別のプロダクトキーを与えるには、インストールメディアに EI.cfg と PID.txt というファイルを用意します。
EI.cfg
[EditionID] 
[Channel]
Retail
[VL]
0
PID.txt
[PID] 
Value=XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX

これらのファイルをインストールメディアの Sources ディレクトリに置きます。
USBディスクからインストールする場合はディスク内を直接編集できますが、DVDメディアの場合は、焼く前にファイルを挿し込みます。
  1. インストール用データをMicrosoftのサイトからダウンロード
  2. 「今すぐインストール / メディアを作ってインストール」の選択肢が表示されたら、C:\ESD\sources\ に EI.cfg と PID.txt を置く
  3. 「メディアを作ってインストール」を選んでISOファイルを作成

これでプロダクトキー入りのインストールメディアは完成です。

ただ、私の場合、このメディアでクリーンインストールしようとしたら何かのドライバーが足りずに先に進めず。
何のドライバーかも分からず、調べているうちに「プリインストールの 8 を 8 Pro にアップグレードしたほうがラク」という話を目にしたので、クリーンインストールは諦めました。

なお、ThinkPadの場合、プリインストールされているアプリケーション(PowerDVDなど)は Lenovo のサイトから再入手できません。(ドライバーやユーティリティは入手できます)
とはいえプリインストールのうち Norton Internet Security や Kingsoft Office は試用版なので速攻アンインストールですし、惜しいのは PowerDVD / PowerProducer くらいでしょうか。

ThinkPad E440所感

今まで使っていたThinkPad R400と比べると、HD動画の再生などはとても軽やかに。ただ、前から「SSD+メモリ8GB」だったので、普段使いではそれほど差は体感できません。
とはいえ、ガタが来ていたキーボードや光学ドライブが新品になったのはうれしいものです。

キーボードはアイソレーションになって1列減って配列も変わりましたが、それほど違和感ないです。独立してた音量ボタンがファンクションキー兼用になったのは残念ですが。

いちばん慣れないのが、ボタン一体型になったトラックパッド(クリックパッド)。
  • ボタンがパッドと一体なので、クリックするために押し込む距離が長く、押したと判断されるまでの遊びも大きい(特にセンターボタンやダブルクリック)
  • ボタンがパッドと一体なので、クリック時にポインターが動いちゃう(特にダブルクリック)
  • トラックポイントとパッドの連携がおかしい(トラックポイントでポインターを移動した後、パッドをタップしても初回はクリック扱いにならない?)
  • 【これは解決】トラックパッドのボタンクリック時に、キーボードの[Ctrl]と[CapsLock]を入れ替えたことが認識されない。[Ctrl]+クリック(エクスプローラーの「ファイル複数選択」や、ブラウザの「リンクを新しいタブで開く」)したい場合は元の[Ctrl]ボタンを押さないといけない

「[Ctrl]は[A]の左隣」派としては最後の問題は致命的なので、解決方法を調査中。(追記:解決しました ⇒ 入れ替えた[Ctrl]キーが、トラックパッドのクリック時に認識されないときは

2014-03-26

ジョルテがGoogleタスクと同期しなくなったときの直し方

ジョルテ、Googleタスクと同期しなくなった?

先週末あたりから、ジョルテ(Androidのスケジューラーアプリ)がGoogleタスクと同期してくれなくなりました。
手動で同期しても、古い情報が表示されたまま。カレンダーは同期されるのに。

調べたら、Googleアカウントの設定をリセットすれば直ることもあるとか。
試してみたら同期できるようになったので、手順を記録しておきます。

Googleのアカウント権限から端末を削除、再認証

  1. Googleアカウント管理画面の[アカウント権限]を開く
    (PCから操作してもOK)
  2. 同期できなくなった端末を選んで「アクセス権を取り消す」ボタンを押す
  3. 端末の本体設定の[アカウント]→Google→同期したいGoogleアカウントを選ぶ
  4. メニュー→[今すぐ同期]を選ぶとGoogleアカウントの認証が始まる
  5. ジョルテでToDoを同期

これでジョルテでのGoogleタスクの同期が復活。

他のアプリに乗り換えることも考えていろいろ試したのですが、今のところジョルテがいちばんしっくりでした。
引き続き使い続けられそうで、めでたしです。

2014-02-05

ドコモからMVNOに乗り換えを検討

通信回線をドコモからMVNOに変えたい

2年前に作った、いわゆる「3円回線」が終わりに近づいてきました。
(割引施策が適用されて「2年間は月々3円でパケット使い放題」でした)

引き続きドコモを使い続けるなら、さらに2年契約をしたうえで月々4,277円がかかる計算です。
※3980円(Xiデータプラン フラット にねん&プラスXi割)+315円(spモード)+3円(ユニバーサルサービス料)-21円(eビリング割引)、消費税5%で計算

どれくらい通信しているのか確認してみたら、先月は1.18GB
たまにテザリングもして、特にケチケチせずに使っていてこの程度なら、ドコモを使い続けるよりもMVNOに乗り換えたほうがお得な気がしてきました。

MVNOの選択肢を3つに絞る

星の数ほどあるMVNO選択肢から、下記条件で探してみたところ、だいたい3候補に絞りこまれました。
  • 月に1GB強、高速通信する
    上限を意識しながらケチケチ使うのはイヤなので、1GBプランだとちょっと足りない
  • SMSオプションは欲しい
    セルスタンバイがどうとか、アンテナピクトが…とか面倒くさいことはあまり考えたくない
  • nano SIMがある
    SIMの場合は“小は大を兼ねる”
  • 3G専用機でも使える
    LTE対応機でしか使えないサービスもあったので念のため

BIC SIMBIGLOBE LTE・3GOCN モバイル ONE
500MB/月
プラン
945円/月
(ミニマムスタートプラン)
1GB/月
プラン
980円/月
(エントリープラン)
1,260円/月
2GB/月
プラン
1,596円/月
(ライトスタートプラン)
1,580円/月
(ライトSプラン)
1,580円/月
SMS利用料147円/月126円/月126円/月
低速通信
速度
200kbps128kbps200kbps
高速通信On/Off随時切替可能
残った
高速容量の
繰越
翌月末まで
利用制限120MB/3日360MB/3日366MB/3日
公衆Wi-FiWi2 300Wi2 300
(MACアドレス1台のみ)
追加SIM
追加方法プラン変更
(ファミリーシェアプラン)
随時追加可能
発行手数料2,100円/枚1,890円/枚
月額料金
(SMS除く)
2,688円/月+472.5円/月/枚
最大枚数3枚5枚
購入
初期費用3,150円3,150円3,150円
※各種施策あり
実店舗で
パッケージ
購入
ビックカメラ
ソフマップ
コジマ
SMS対応SIMは
取扱なし?
(SMS非対応なら
イオン
ヨドバシカメラ
など
通販アマゾン
BIGLOBEアマゾン
楽天

1GBで収まるなら、BIGLOBEの「980円」という価格設定が目を引きます。
SIM枚数を増やしたい場合は、OCNが融通がきくようです。

でも「1GBじゃ足りないけど2GBは多い」という私の場合、残量を翌月に繰り越せるBICがちょうどいいかもしれません。
毎月2GBプラン⇔500MBプランを行き来すれば、足して2で割って「月々1.25GBで1,271円」になりますし。

2014-01-15

ReadyNAS DUO v2に、LHR-2BNU3(USB3.0の2ベイHDDケース)で4TB HDDを接続

この記事のあらすじ

  • ReadyNAS DUO v2(NETGEARのNAS)に、
  • USB3.0の2ベイHDDケース LHR-2BNU3(ロジテック)で、
  • 4TB HDD×2本を使おう、
という話です。

NASのデータを外付けHDDにバックアップしたい

ReadyNAS 102NETGEARの廉価NAS「ReadyNAS DUO v2」。
(今はもうディスコンですが、後継機 ReadyNAS 102 は相変わらず1万円ほどのお手頃価格です)

筐体にはHDDを2本内蔵でき、背面にUSB3.0端子があるので拡張可能。
外付けHDDは、内蔵HDDと同等の扱い…とはさすがにいきませんが、内蔵HDDのバックアップなどに利用できます。

というわけで、バックアップ用に外付けHDDをつなげたくなりました。

HDDを2本搭載できて3,980円のUSB3.0ケース

2BAY(NonRAID)外付型3.5インチハードディスクケース【LHR-2BNU3】HDDをUSB3.0で接続するケースを探していたら「HDDを2本搭載できて3,980円」という品がありました。
2BAY(NonRAID)外付型3.5インチハードディスクケース【LHR-2BNU3】
アマゾン楽天

メーカー(ロジテック)直販専用商品のようで送料がかかりますが、合わせても4,400円ほど。
スペックは実に希望どおりで、
  • USB3.0対応
  • 2TB超のHDDに対応
  • 冷却ファン搭載
  • 電源連動可能(USBホスト側のオン/オフに連動してケース側も自動でオン/オフされる)
HDDが2本入るものの、安いだけあってRAIDやJBODには対応しておらず、外からは単に2台のHDDが別々に見えるだけ
今回はむしろそういうシンプルな品を探していたので好都合でした。

「だったらHDDケースを2台買えば?」とも思いましたが(ReadyNASにはUSB3.0ポートは2口あります)、ファン付きで電源連動して1台2千円程度のUSB3.0ケースを探すのはなかなか困難です。

この品、アマゾンや楽天の評価は★3~4と微妙ですが、ざっと読んだ感じでは「相性問題がけっこうある」「ファンがうるさい」という印象。
相性は仕方ありません、USB3.0はまだ枯れてないですし。
ただ、中には「2TB超に対応していないホストに3TBのHDDをつないだ」「USBハブ未対応のテレビにつないだ」と思しき、そりゃ認識しないだろうというレビューも。

他に気になるレビューとしては、
  • ファンをオフにできない、コイル鳴きなど音関係:
    → 気にしないことにする(電源連動してくれればファンもオフになってくれると期待)
  • HDDの入れ替えが、ネジ留めが必要だったりして面倒:
    → 入れ替えないので問題なし
まあ、使い勝手については値段相応ということで、行ってみることにしました。
ReadyNASで電源連動してくれるかどうかは、賭けということで。

HDDは日立の4TBを2本購入。

HDDは事前にフォーマットが必要

届いた品を組み立てて、ReadyNASに接続、起動。……まったく認識されません。
どうもHDDはあらかじめ初期化しておく必要があるようです。

ファイルシステムはext4にします。
ReadyNASはNTFSでも認識するようですが、ReadyNASのフォーラムで「NTFSだとコケてたのがext3にしたら直った」という書き込みも見たので。Windows機に挿し替えて使う予定もないですし。

「GPTパーティションを切ってext4でフォーマット」という作業がReadyNAS上でできるか微妙だったので、今回はGPartedのLive CDを使いました。
(他にLinuxの動いているPCがあるなら、それを使うのが早いかと)

フォーマットが無事済んだということは、ケース・HDDとも(あからさまな)初期不良はなさそうという証でもあります。
再びReadyNASに接続。

ディスクチェック中は管理画面にアクセスできない?

ReadyNASを起動すると、今度はReadyNASが無反応に……!
LEDはReadyNAS・HDDケースとも点灯しているものの、NASの共有ファイルどころかWeb管理画面にもつながりません

焦ってRAIDar(Windows上で動くReadyNAS管理ソフト)を起動してみると、認識はされたもののHDDが「Not present」表示。内蔵HDDすら認識されなくなるとは……と絶望的な気分になりましたが、数分後、ステータスが変わりました。


「ファイルシステム・チェック中、100%」……?
HDDアイコンの下に緑丸が2つあるので、内蔵HDDの2本は無事なよう。となると、USB接続のHDDをチェック中という意味でしょうか。

よく見ると、一番左のアイコンが青丸になっています。
RAIDarのヘルプを見ると、青は次のような状態でした。
バックグランドタスクの処理中:
システムのアップデートなど、時間のかかるバックグランドタスクを実行中です。 この間は、電源を落とさないでください。

「100%」と言うわりに一向にステータスが変わりませんが、この時点で内蔵HDDのほうはアクセスできるようになっていました。ただ、Web管理画面は相変わらずつながりません。USB外付けHDDも見えません。

さらに待つこと20分
やっとRAIDarの表示もオールグリーンになり、外付けHDDも下記の共有名でアクセスできるように。
\\ReadyNAS\USB_HDD_2\
\\ReadyNAS\USB_HDD_3\

共有名は変更できないようです。_1 はどこに行ったんでしょう。
(今回背面USBポートにつないだけど、前面USB2.0ポートにつなぐと _1 なのかも?)

Web管理画面にもやっとアクセスできるようになり、外付けHDDもちゃんと4TBで認識されています。
(天使の取り分が1割ほどあるので「3.6TB」という表示ですが…)


というわけで、このHDDケースは使えない? 初期不良? NAS壊した? と焦りましたが、「20分待つ」が正解でした。
冷や汗かいた……。

電源連動もOK

心配だった電源連動は、問題なく稼働しています。
ReadyNASの電源を落とすとHDDケースもスリープに入り、ReadyNASを起動するとHDDケースもスリープから復帰します。
(自宅運用なので、不意の停電等に備えて使わない時はNASの電源を落としています。電源投入はWoL(Wake on Lan)、電源断はスクリプト)

問題があるとしたら、電源投入するたびに毎回20分のディスクチェックが走ること。
USBで抜き挿し自在とは言え、実際にはReadyNASにつなぎっぱなしなので、毎回チェックしてくれなくてもいいのです。設定変更を試みたいところ。
(追記:と思ったらディスクチェックが走らない回もありました。はて?)

2014-01-08

傷ついたBDから、生き残ったデータだけでも取り出したい

Blu-rayディスクのデータが読めなくなった

ブルーレイディスクに入っていたデータが読めなくなりました。
盤面を目視しても特に傷は見当たりませんが、まあ光ディスクなんてそんなものです。

読めなくなったデータは一部分のはず(と信じたいところ)ですが、Windowsで読み出そうとすると、どうもエクスプローラーが「応答なし」になってしまいます。
ダメになった箇所に記録されていたデータは諦めるにしても、せめてダメになってない箇所のデータは救出したい。「物理的に読めない箇所だけピンポイントに読み飛ばしてくれるツール」はないかな――と探したところ、CDCheckというソフトの存在を知りました。

CDCheck、デフォルト設定だとすごく時間がかかる

CDCheckの概要はITproに日本語の解説記事があったので、それを読むのが手っ取り早いです。
注目のフリーソフト/シェアウエア - CD/DVDをチェックしデータを復旧する「CDCheck」:ITpro

CDCheckという名前ですが、DVDにも使えるようなので、きっとBlu-rayでも大丈夫でしょう。
ソフトの最終更新は2008年、公式サポートOSはVistaまでとなっていましたが、64bitのWindows 8.1でも問題なく動作しました。
個人利用だと無料なのはありがたいです。

実際にデータの救出を行なうにあたって、気をつけたいのが与えるパラメーター。
デフォルトでは、何とかして読み出そうと頑張る設定になっています。一度読めなかったセクタでも何度かリトライしたり、タイムアウトが長めだったり。
そのため、読めない箇所が多い場合、とんでもない時間がかかります。

実際、異常のあるらしき箇所に到達してからは、10時間経っても1%も進まなくなってしまいました。
いったん作業を中断して、パラメーターを変更して最初からやり直し。

具体的には、次の設定を変えました。
3.1. Unreadability / 読出不能と判断するまでのリトライ回数
3 → 1
3.3 Timeout / セクタ修復のタイムアウト(秒)
30 → 1

これでぶん回してみたところ、一昼夜で処理完了。正確には、45GBを吸い出すのに17時間15分。エラーが10474箇所あったそうです。
レポートによると、問題ない部分は8.8MB/sで読めていたそうなので、正常なディスクであれば1時間半で読み終えていたところを、追加で16時間弱、がんばってくれていた計算です。

別解: ddrescue

もっとも、こういう「壊れた部分はハナから諦めてもいい」場合は、ddrescueのほうが早く終わってよかったのかもしれません。
特選フリーソフト - 不良ディスクからデータを回収するGNU ddrescue:ITpro