Blu-rayディスクのデータが読めなくなった
ブルーレイディスクに入っていたデータが読めなくなりました。盤面を目視しても特に傷は見当たりませんが、まあ光ディスクなんてそんなものです。
読めなくなったデータは一部分のはず(と信じたいところ)ですが、Windowsで読み出そうとすると、どうもエクスプローラーが「応答なし」になってしまいます。
ダメになった箇所に記録されていたデータは諦めるにしても、せめてダメになってない箇所のデータは救出したい。「物理的に読めない箇所だけピンポイントに読み飛ばしてくれるツール」はないかな――と探したところ、CDCheckというソフトの存在を知りました。
CDCheck、デフォルト設定だとすごく時間がかかる
CDCheckの概要はITproに日本語の解説記事があったので、それを読むのが手っ取り早いです。注目のフリーソフト/シェアウエア - CD/DVDをチェックしデータを復旧する「CDCheck」:ITpro
CDCheckという名前ですが、DVDにも使えるようなので、きっとBlu-rayでも大丈夫でしょう。
ソフトの最終更新は2008年、公式サポートOSはVistaまでとなっていましたが、64bitのWindows 8.1でも問題なく動作しました。
個人利用だと無料なのはありがたいです。
実際にデータの救出を行なうにあたって、気をつけたいのが与えるパラメーター。
デフォルトでは、何とかして読み出そうと頑張る設定になっています。一度読めなかったセクタでも何度かリトライしたり、タイムアウトが長めだったり。
そのため、読めない箇所が多い場合、とんでもない時間がかかります。
実際、異常のあるらしき箇所に到達してからは、10時間経っても1%も進まなくなってしまいました。
いったん作業を中断して、パラメーターを変更して最初からやり直し。
具体的には、次の設定を変えました。
- 3.1. Unreadability / 読出不能と判断するまでのリトライ回数
- 3 → 1
- 3.3 Timeout / セクタ修復のタイムアウト(秒)
- 30 → 1
これでぶん回してみたところ、一昼夜で処理完了。正確には、45GBを吸い出すのに17時間15分。エラーが10474箇所あったそうです。
レポートによると、問題ない部分は8.8MB/sで読めていたそうなので、正常なディスクであれば1時間半で読み終えていたところを、追加で16時間弱、がんばってくれていた計算です。
別解: ddrescue
もっとも、こういう「壊れた部分はハナから諦めてもいい」場合は、ddrescueのほうが早く終わってよかったのかもしれません。特選フリーソフト - 不良ディスクからデータを回収するGNU ddrescue:ITpro
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