パッケージ管理コマンドipkgの使い方
パッケージ管理には ipkg というコマンドを使います。/opt/bin に入ってますが、パスは通ってないかも。引数なしで実行すれば使い方が表示されます。とりあえず次の3つを知っておけば何とかなりそう。
# ipkg update利用可能なパッケージの一覧をサーバーから取得
# ipkg list利用可能なパッケージの一覧を表示
# ipkg install <パッケージ名>指定したパッケージをダウンロードしてインストール
ipkg installでは依存するパッケージも自動的にダウンロードしてくれます。
大体Debianのパッケージ管理システムに似てるので、dpkgとかaptに慣れている方はすんなり使えるかと。
ちなみにどれくらいの数のパッケージがあるかと言うと、
# /opt/bin/ipkg list | wc -l 1423
なんと4桁です。ipkg list | grep *** みたいな使い方が現実的。
ディレクトリ構成
optware関係は /opt 以下に入ってるみたいです。なお、# mount /dev/sda6 on /share type ext3 (data=writeback) none on /var/spool/cron type ramfs (rw) /share/.optware on /opt type ext3 (rw) /dev/sda2 on /mnt/__mxo_sda2 type ext3 (rw)というわけで実体は /share すなわち /dev/sda6 に置かれており、システムの入っている sda1/2 とは別のパーティションです。
そのおかげで、たとえばカスタムファームウェアがバージョンアップした場合、イメージファイルを dd of=/dev/sda1 としても、インストールしたoptwareが消えたりせず安心です。
デーモン系はどうなっているかと言うと、
起動時に /etc/init.d/rcS が実行される
↓
rcS内で /etc/init.d/rc.optware start が実行される
↓
rc.optware内で /opt/etc/rc.optware が実行される
↓
rc.optware内で /opt/etc/init.d/S??* が実行される
という流れなので、optware関係は /opt 内で完結できる仕組みになっているようです。
パッケージをインストールしてみる
次記事で実際にパッケージをインストールしてみます。[おまけ] ipkg update の実行結果
# /opt/bin/ipkg update Downloading http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/cs05q3armel/cross/stable/Packages.gz Inflating http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/cs05q3armel/cross/stable/Packages.gz Updated list of available packages in /opt/lib/ipkg/lists/armel Downloading http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/mssii/cross/stable/Packages.gz Inflating http://ipkg.nslu2-linux.org/feeds/optware/mssii/cross/stable/Packages.gz Updated list of available packages in /opt/lib/ipkg/lists/mssii Successfully terminated.
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