バックアップ手順
Web管理画面のトップページにアイコン付きメニューがあるので、それを選んで進めるだけです。USBで接続するHDDの事前準備
HDDはあらかじめ ext3 でフォーマットしておく必要がありそうです。(ちょっとハードル高めでは…)MSS2上でUSB接続のHDDをフォーマットすることもできるんですが、Web管理画面からはFAT32フォーマットしかできないようです。FAT32パーティションは、バックアップメニューで「どのパーティションにバックアップする?」と訊かれたとき、そもそも選択肢に出てきてくれません。
カスタムファームでしたら、MSS2にtelnet/ssh接続して /usr/sbin/mkfs.ext3 /dev/sdb? でフォーマットできます。
純正ファームウェアの場合は…Linux等のPCにつないでフォーマットするのが早道かと。Parted MagicみたいなCD/USBメモリから起動できるLinuxでももちろんOK。
HDDは、パーティションが複数切ってあっても大丈夫です。論理パーティションへのバックアップも可能。
バックアップ所要時間
初回はフルバックアップなので、とても時間がかかります。データ量440GBほどでバックアップを取りましたが、9時間半かかりました。
なお、次回は差分バックアップになるので、毎回そんなに時間がかかるわけではないです。
フルバックアップの翌日に再度バックアップを実行してみたところ、10GB程度が15分で終わりました。
もっとも、バックアップ中もNASとしての利用は可能ですので、所要時間はそんなに気にしなくてもいいかと。
バックアップの裏側
バックアップ中に ps してみたら、/usr/bin/backup/start.sh というスクリプトが動いていました。中身を見てみたら、バックアップは GNU tar のインクリメンタルバックアップ(-g / --listed-incrementalオプション)で行っているようです。
・月に一度はフルバックアップ
・週に一度はレベル1バックアップ
というなかなかちゃんとした運用計画。せっかくcronで回せるようになっているのですから、バックアップ用HDDは常時接続しておきましょうということでしょうか。でもUSB接続HDDを24時間通電しておくって、どうかなあ……。
このバックアップシステムの難点
インクリメンタルバックアップはGNU tarの仕組みをそのまま使っているので、機能的には安心です。ただ、バックアップ先HDDの容量という点は不安が残ります。NAS内蔵HDDの倍以上の容量がないと心配ですよね。
だって、フルバックアップをする際、「前回のフルバックアップ」のファイルを消してからじゃないと「今回のバックアップ」に必要な容量が空かないわけで。
「いまあるファイルのバックアップ」が重要で、「過去のファイルを取り戻したい」というニーズがないなら、rsyncでのバックアップを考えたほうがいいかもしれません……。
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