2010-10-18

auの“スマートブック”IS01が安かったので

IS01auのスマートフォンならぬ“スマートブック”IS01
  • Android (1.6)
  • 5インチ960x480液晶
  • ハードウェアQWERTYキーボード
といった一般ウケはしなさそうな尖ったスペックと、「メガネケース」などと呼ばれるシャープな外観が特徴的な端末で、いったいどんなモノ好きが買うんだろう……と思っていたら、うっかり手元に!

仕事でAndroidにも関わることになったので、安いハードを1台買って使い慣れておくかと思っていた矢先、このIS01が(店によっては)激安だと聞いたので、お店巡りをしたのでした。

初期費用は0円を下回る店も

最初に見た店では新規の端末価格は3万円超でしたが、次に入った店ではいきなり「新規0円」。
ただし聞いてみると条件があって、
  • 0円になるのはフォトフレームも新規契約した場合(フォトフレームの方は基本料390円/月の2年縛り)
  • フォトフレームを契約しないなら、IS01の端末価格は12,800円
とのこと。フォトフレームいらないんだよなー…と悩んでたら、「じゃあIS01単体で2,100円ならどうでしょう」と勢いよく値下がったので、手を打ちました。

契約事務手数料が2,835円かかるので、実際の初期費用は4,935円。

帰ってからネットを見たら、「0円のうえ充電アダプタもらった(充電用のACアダプタは同梱されていません)」とか「0円のうえ商品券1万円もらった」とか書かれてて、しまったもうちょっと粘れたかと少々後悔。でもまあ、下がらなかった場合にこれ以上の時間と交通費をかけてさらに探し回るか? と考えると、このスペックの機械が5千円弱で手に入った時点で上等でしょう。と思うことにします。

月額維持費は8円

IS01は携帯電話ですので、毎月基本料が発生します。
ただし「3G回線を使わずに通信はWi-Fiだけ」にした場合、月額料金はなんとたった「8円」。どういうカラクリかと言うと、むかしソフトバンクで「7円(8円)ケータイ」というのがありましたが、それと同じです。

具体的には、IS01を新規かMNPで契約すると最大2年間、月々1,095円が割り引かれるキャンペーン「IS01/02割」を利用します。
プランを「プランEシンプル+誰でも割」にすると基本料780円/月。これに加入必須のスマートフォン用インターネットサービス「IS NET」315円を加えると、毎月の最低料金は1,095円となります。
ということは、通話もパケット通信もしなければちょうど差し引き0円になり、ユニバーサルサービス料の8円/月だけを支払えばいいという計算です。

2年経つと「IS01/02割」が終わってしまうので、その後は毎月1,095円がかかるのか? と一瞬心配になりますが、2年後には「誰でも割」の2年縛りも解けますから、回線契約を手数料なしで解除できます。IS01は、回線契約がなくても本体機能に制限はないようなので(機種によっては回線契約を解除するとカメラなどの機能が使えなくなったりします)、2年後からは「月額維持費0円」での運用が可能になります。
まあ、この手の業界の進化が激しいデバイスを2年以上使い続けることは、あんまりなさそうではありますが。

なお、多くの店では「安心ケータイサポート」オプション(315円/月)の加入が必須となっているため、厳密には月額8円にはならないかもしれません。「翌月以降ならオプション解約可」と言われることが多いようです。
要らないオプションならとっとと解約したくなりますが、このオプションは一度外すとその端末の利用中は二度と入れません。保証を厚くしたい人は解約しないほうがいいのかも。

ちなみにこの「安心ケータイサポート」は、1年以上の利用で電池パックを無料プレゼントされます。ただし電池パックは2,100円で買えるので、電池だけが目当ての場合は、とっとと解約したほうがお得です。

買ったら最初にやること

【液晶保護シートは貼ってあるので買わなくても可】
タッチパネルの機械の場合、何より最初にやることと言えば「液晶保護シートを貼る」です。保護シートを貼らないと初期設定すら行なう気になれない、という人も多いんじゃないでしょうか。
ところが、IS01にはなんと、保護シートが最初から貼ってあるのでした。なんという親切設計。

なので、次のような人以外は、そのまま使ってていいかと思います。
  • 光沢タイプが気に入らない(アンチグレアタイプが好き)
  • よくある工場出荷用のペナペナな保護シートと勘違いして、剥がしてしまった

私は「最初から貼ってある」という事実を知らず、わざわざ保護シートを別に買ってしまったのでした。この未開封のシート、何に使おう……。

【3G通信機能を切る】
8円運用をするためには、パケット代金が発生しないように3Gの通信機能をオフにします。
「設定」→「通信」→「モバイルネットワーク設定」から「データ通信」をオフにします。
画面右上には3Gのアイコンが表示されたままですが、これで問題ないそうです。

「何かのきっかけで知らぬ間にONになっちゃったら?」「3Gアイコン表示が出ている以上、実は通信できちゃうのでは?」などいろいろ心配な場合は、SIMを抜いてしまえば確実ですが、まとめwikiによると以下のような不都合があるそうで。
・通話・Cメール(送受信)ができない
・携帯アップデート(ファームウェア更新)ができない
・リセットすると日付時間が更新されない
・マーケットアプリ(au関係)がダウンロードできない
・auかんたん決済が利用できない
・電源ON・起動するたびにGoogle IDのパスワードの入力を求められる

【充電できる環境を用意】
IS01には充電用のACアダプタは付属しません。
ではどういう充電方法があるかは…別記事「IS01はUSB-ACアダプタで充電できるか?」で。


【お客様コードを電話で訊く】
利用料金をWebで確認するためには、auから発行される「お客様コード」が必要です。
契約申込書の「お客様コード」が空欄になっていた場合は、電話で問い合わせると教えてくれます。
auお客様コード
  • auのサイトによるとお客様コードは「auケータイで調べられる」とありますが、スマートフォンからは調べられません。
  • 電話で問い合わせた場合は「書面にて回答」とありますが、実際には電話口で(口頭で)教えてくれます。
  • オペレーター対応になるので、9~20時の間じゃないと問い合わせできません。(土日祝も受付)
使い始めてしばらくは「本当にパケット代が発生していないか」などが心配になりますので、早いうちにお客様コードをゲットしておくと安心です。

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