光コラボの事業者を変えてみることに
自宅のインターネット環境をVDSLから光ファイバーに変えて1年になります。通信できているときの速度には不満はないのですが、たまにパケ詰まりのような現象が起きます。光なのに。IPv6なのに。
日に数回程度とはいえ、詰まると数十秒~数分はつながらなくなるため、スマホの場合はWi-Fiから4Gに切り替えることもしばしば。光なのに。自宅なのに。
ルーターが悪いのかと思い色々設定を変えてみましたが改善せず。
あとは回線事業者を変えてみるという手もありますが、手間だし、なにより何日かネットが使えなくなるのは困るし。
と思いきや、NTT東西の光アクセスを用いた「光コラボ」や「フレッツ光」サービスの場合、工事なし・停止時間なしで事業者を変えられるとのこと。
というわけで試しに乗り換えてみることにしました。
【旧事業者側】事業者変更承諾番号を取得するだけ
旧事業者側で必要なことは「事業者変更承諾番号」の取得だけ。携帯電話で事業者を乗り換える際にMNP番号を取得するのと同じ感じです。事業者にもよるでしょうが、私の場合はマイページからすんなり取得できました。
なお、旧事業者側で新規キャッシュバック等のキャンペーンを受けている場合、権利が失効しないかは確認したほうがよさそう。
【新事業者側】事業者変更を申し込む
新事業者側でも手続きはシンプルで、事業者変更を申し込むだけ。携帯電話では新規よりMNPのほうが特典が多いですが、光の場合は事業者変更のほうが特典は控えめなのですね。
申込時に、開通希望日を指定します。
何営業日かして開通日確定・工事なしとの連絡が来ました。
【開通当日】ダウンタイムはないはずがネットがつながらない?
開通当日。朝9時過ぎにネットがつながらなくなりました。あれ? 事業者変更ではダウンタイムがなくネットを使い続けられるはずでは? 10時からオンライン会議なんだけど……。
とりあえずスマホのテザリングで乗り切りながら、ネットで調べたりルーターの設定を変えてみたり。
結果、以下のことが分かりました。
- 光コラボの事業者変更ではネットが不通になることはない。IPv4(PPPoE)の場合は。
- IPv6は数日間使えなくなる。
その間の何日間かは利用できません。
いっぽうでIPv4は、新事業者側で利用可能になってもしばらくは、旧事業者でも利用可能なようです。
なので、ダウンタイムなしでネットを利用するには、次のようにする必要があったのです。
- 事業者変更の当日朝、ルーターの設定をIPoEから(旧事業者の)PPPoEに変更しておく
- 親事業者のIPv4が開通したら、とりあえず新事業者にPPPoE(IPv4)でつなぐ
- 新事業者のIPv6が開通するまでの数日はIPv4で過ごす
- 新事業者からIPv6の開通連絡が来たらIPoEに切り替える
IPv4環境が事業者によってこんなに違うとは……
開通当日、まだ新旧両方のPPPoE(IPv4)が使えたので、両方でスピードテストをしてみました。左が旧、右が新。
30倍近い差……!
新のほうが体感で分かるほど遅いとは思っていましたが、まさかの1桁Mbps。光とは思えぬADSL時代の通信速度です。
もしかして…事業者選びに失敗した……?
いえ、v4はつなぎです。大事なのはv6環境です。
ドキドキしながら新事業者からの開通連絡を待つことにします。
2日後、v6開通
2日後の夕方、v6の開通連絡が来ました。ルーターの設定を切り替えねば…とルーターの管理画面を開いたら、いつの間にかPPPoEのままv6でつながっていました。
でもPPPoEよりIPoEのが快適だという話ですし、どれくらい違うのかスピードテストしてみました。
左がPPPoE、右がIPoE。
……あれ? IPoEのが遅い…どういうこと……。
とは言えPPPoEだとv6が速くてもv4がアレなので、IPoEにせざるをえません。
まあ3桁出ていれば困ることはないですが。
その後しばらく使ってみて
ISPによる違いって大きいんだなと思わされました。旧ISPで悩んでいたパケ詰まりのような現象はなくなりました。
ただ、現ISPは混雑時に明らかに通信が遅くなります。平日21~24時頃が顕著。
水曜22時の数字です。7.46Mbps! ここまで遅いと普通に体感できます。
乗り換え特典をもらったら早々によそに乗り換えたいです。次はどこにしよう……。
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