システムをアップデートしたらWoL(Wake on LAN)が使えなくなった…
TerraMasterの F4-220 というNASを使っています。値段のわりに性能が良く、機能も多く、コストパフォーマンスのいい品でした。ただし設定が複雑で日本語ローカライズがイマイチなので、人様にはお勧めしづらいのですが。ある日、気まぐれにシステム(TOS、TerraMaster Operating System)をアップデートしたら、それまで使えていたWoL(Wake on LAN)が使えなくなってしまいました。慌てて公式forumを見に行ったら、同様の書き込みがいくつも。
どうやらWoLは正式な機能ではなかったようで、偶然に運良く使えていただけの模様。しかし家庭用NASでWoLが使えないのは地味に困ります。
とはいえどうしようもできないので諦めて放っておいたのですが、久しぶりにforumを見たら、β版のリリースノートを見つけました。
TOS 4.2.04 beta is released for testingWoLが公式にサポートされているじゃないですか!
Post by TMSupport » 04 Sep 2020, 12:13
TOS 4.2.04 beta Release Notes
Applicable models:
X.86: F2-220, F2-221, F2-420, F2-421, F4-220, F4-221, F4-420, F4-421, F5-220, F5-221, F5-225, F5-420, F5-421, F5-422, F8-421, F8-422.
This update includes following bug fixes for the previous version:
1. Added WOL feature;
(以下略)
しかもその後リリースされた 4.2.06 でbetaが取れている。こりゃもう上げても大丈夫かな? と入れてみることにしました。
TOS 4.1系→4.2系は手動更新が必要
しかしTOS コントロールパネルの「オンライン更新(推奨)」を選んでも、「現在のソフトウェアは最新版です!」と言われるのみ。この F4-220 はちゃんと対応機種のリストに入っているのに。というわけでforumの投稿にあるとおり、手動更新をします。2020-12-17現在の最新版は 4.2.07。
- 投稿内のリンクからアップデートパッケージ(bz2ファイル)をダウンロード。X86版とARM版があるので間違えないように。
- TOSのコントロールパネル→更新とリカバリー→ソフトウェア更新 で「手動更新」を選び、DLしたファイルを選択。
- あとは待つだけ。
TerraMaster F4-220 の後継機種
ところでこの F4-220 はディスコンのようですが、同等機種としては F4-210 というのが販売中です。(型番が小さくなっているのは、IntelじゃなくてARMだからでしょうか)
TerraMaster F4-210 NAS 4ベイ dlna対応nas クアッドコアCPU 2GBメモリ搭載 スマホ/タブレット対応 (HDD付属なし) 新品価格 ¥32,990から(2020/12/17時点) |
Intel CPUだと4ベイの後継機はなく、近いのは5ベイの F5-221 になります。HDDベイが1つ増えただけでお値段が跳ね上がるのが難点。
TerraMaster F5-221 5ベイ NAS 2.0GHz intelデユアルコア2GB スマホ/タブレット対応 (HDD付属なし) 新品価格 ¥49,990から(2020/12/17時点) |
TOSはLinuxベースということで、SSHで入ることもできます。
「自宅用のサーバーを自分で運用するほどのモチベーションはないけど、なんか色々できるマシンがあると助かる」という(私みたいな)人にはちょうどよい塩梅です。
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