2008-09-03

プロキシ環境でGoogleブラウザ(Chrome)がインストールできないときは

GoogleのブラウザGoogle Chrome(β版)が公開されました。今はWindows Vista/XP版だけですが、MacやLinux版も予定されているそうです。日本語版もあります。

早速インストールしてみようとしたら、インストーラが「インターネットに接続しています…」と言ったまま先に進みません。プロキシ(proxy)経由でないと外界にアクセスできない環境では、プロキシ設定を調整しないといけない場合があるようです。具体的に言うと、「外につなぐには要プロキシ、でもWindows Updateはプロキシを使わずLAN内のサーバから」というような環境の場合とか。
そんなときは、「Windows Updateなどで使うネットワーク設定(WinHTTP)も、一時的にプロキシを使うように変えてやる」ことでGoogle Chromeがインストールできるようになります。具体的にはこんなふうに。
  1. IEのプロキシの設定を確認
    IEからならちゃんとインターネットに接続できることを確認します。FirefoxやSleipnirなんかを使っている場合、プロキシ管理をそれらのブラウザ側でしていると、IEとしては「プロキシを使わない」という設定になっていることがあるので要注意。
    設定画面は、IEのメニューの「ツール(T)」→「インターネット オプション(O)...」→「接続」タブ→「LANの設定(L)...」で表示されます(IE6の場合)。
  2. コマンド プロンプトを開いて、
    > proxycfg -u
    と入力します。これで、IEのプロキシ設定がWinHTTPにもコピーされました。
  3. Google Chromeをインストールします。もう「インターネットに接続しています…」で止まらなくなったはずです。
  4. インストールが完了したら、再度コマンド プロンプトから、
    > proxycfg -d
    と入力し、設定を元に戻します。これをやらないと、今後Windows Updateなどが正常に動かないおそれがあります。
この方法はVistaでは使えない(proxycfgコマンドがない)そうなので、Vistaの方は「netsh winhttp proxy」とかで検索してみてください。

というわけでこの記事はGoogle Chromeで書いていますが、言われているほど「劇的」な変化は感じないかな? もうちょっといろいろ使ってみます。

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