骨伝導ヘッドセットは使いたいけどOpenMoveが合わなかった
以前、テレワークのおともに
Shockz(旧AfterShokz)の骨伝導ワイヤレスヘッドセット「OpenMove」を買いました。
とても重宝しました。ビデオ会議中、不思議なことに
自分が喋っているときに限って宅配便が届くものです。それでも
骨伝導なら耳を塞がないので、呼び鈴を聞き逃すことはありません。実に便利でした。
ただ、OpenMoveを使っていると、どうしても頭の
接触部が痛くなるのです。
物理的な締め付けがきついのでしょうか。
ヘッドバンドのサイズは調整できないため、当初は我慢していましたが、だんだん耐えられなくなり、そのうち使わなくなってしまいました。
便利だったのになあ、惜しいなあと思いながら、ある日、何の気なしに家電量販店で展示されている OpenComm を手にとりました。ブームマイクが付いて、
より通話に特化したタイプです。
……あれ? OpenMoveより
ヘッドバンドのバネが軽い?
OpenCommのがOpenMoveより装着感が軽く、痛みが少ない
OpenMoveはバネが固いと言うか、締め付けがきついように感じました。
それに比べて
OpenCommのほうが装着感が軽く感じます。重さは29g→33gと若干増えているのに。
これなら大丈夫かも? ということで OpenComm を買い直してみました。
結論としては、
かなりいいです。
OpenMoveでは痛くなって1時間装着し続けるのはかなりつらかったです。ところがOpenCommでは、たまに接触位置をずらすなどの面倒を見れば、
2時間くらいは装着しっぱなしでも何とかなります。
(私は2時間もしたら外したくなりますが、巷のレビューでは「装着感が軽すぎて、
つけているのを忘れるほど」と書いている人もいるくらいで、個人差があるようです。羨ましい)
OpenCommのいいところ、負けるところ
ついでに、OpenMoveからOpenCommに変えて良かったことがあります。
- バッテリー稼働時間が増えた
- OpenMoveのバッテリー持ちは公称6時間。会議漬けの日だと一日もたないのがネックでした。
いっぽうのOpenCommは16時間。1日1回充電すれば、途中でバッテリーが切れたことはありません。
- 充電時間が短くなった
- OpenMoveは2時間、OpenCommは1時間。短いに越したことはありません。
とはいえ何もかもがOpenCommのほうが勝っているというわけではありません。
実のところOpenMoveのほうが良かったな…という点も、いくつかはあります。
- 値段が高い
- OpenMoveは9,999円、OpenCommは倍の19,998円。
骨伝導は合う合わないがどうしてもあるので、初めて買おうというときに自分には全く合わないかもしれないのにいきなり2万円を出せるか? という問題はあります。
- 充電が専用マグネット端子
- これは賛否分かれるところかもしれません。OpenCommの専用マグネット充電端子は、接続はとにかく手軽です。磁力はそこそこ強く、気づいたらケーブルが外れていて充電できていなかった、というようなことはそうそうなさそうです。
OpenMoveはUSB-C。防水用の蓋を開け閉めするのが若干面倒ですが、ケーブルを選ばない(汎用のUSBケーブルで充電できる)というメリットがあります。
- わずかに重い
- OpenCommは33g、OpenMoveは29g。普通の人間が4gの差を知覚できるかは分かりませんが。
ただし、装着感は上述のように、逆にOpenCommのほうが軽く感じました。
まとめ
装着感の違いは結局は値段の違いなのかな、という感想です。
私の場合はOpenMoveでは飽き足らず上位モデルに行きました。が、初めて骨伝導ヘッドセットにチャレンジしようという方は、まずはエントリーモデルであるOpenMoveから試してみるのも悪くないと思います。
(OpenMoveは買取ショップで3,500円で引き取ってもらえました)
余談
値段の違い、となると、出たばっかりのハイエンドモデル
OpenRun Pro(23,880円)はさらに良いのかもしれません。
ブームマイクのあるOpenCommよりも、
OpenRun Proのほうがマイクのノイズキャンセル性能が高い、というレビューもあります。