DVDドライブがヘタった
ノートPC(Lenovo ThinkPad E440)の内蔵DVDドライブがディスクを読み取らなくなりました。光学ドライブは消耗品なので仕方ありません。新しいのを買って取り替えることにします。
外付けドライブでよければUSB接続のものを買えば何でもつながるでしょうが、内蔵の場合はどういう規格の品を買えばいいのでしょう?
もちろんメーカー純正パーツを買えば間違いないでしょうが、手頃な価格で済ませられないか調べてみました。
確認するのは「厚さ」「接続方式」の2点
ノート用のスリム光学ドライブは、ここ10年くらいの機種なら共通規格になっているらしく、「厚さ」と「接続方式」の2点さえ合っていればどのメーカーのドライブでも使えるようです。(たまに特殊なマシンもあるそうですが)
- 厚さ:
- ノートPC向けの場合は「12.7mm」「9.5mm」の2種類。
- 接続方式:
- 「SATA」か「ATAPI(IDE)」の2種類。最近の機種はSATAで、ATAPIは古い機種に限られます。
ThinkPad E440 は 9.5mm/SATA でした。
ベゼル(イジェクトボタンなどがついている表側のパーツ)の形はPCによってまちまちですが、今まで使っていたドライブのベゼルに問題がなければ、取り外して新しいドライブで再利用できます。新しく調達する必要はありません。
安い!と思って飛びつくと……
ネットショップで出物を見つけた!と思っても、海外のサイトや日本でもアマゾンのマーケットプレイスでは注意が必要です。- 記録機能は必要?
- リードオンリーのドライブというものもあります。読むだけでいいなら機能が少ないぶん安く済みます。焼くこともあるかも…というなら避けましょう。
- ATAPI接続だと「CDは焼けるけどDVDはリードオンリー」という「コンボドライブ」もあるのでさらにご注意を。
- 中古品はバクチ
- 劣化して買い換えようというのに、中古品を買って劣化しているドライブが来たら悲しいものです。
- ただ、同一型番を大量に売っている店だったらリースアップ品かもしれません。企業の現場で光学ドライブを使う人はかなり少ないので、未使用同然品を引き当てられるかも?
- 商品説明が適当
- 書き込み機能がついていないのに「書き込み速度:×倍速」と書いてあったり、本当は12.7mm厚なのに9.5mmと書いてあったり……。特に、12.7mm=「スリム」/9.5mm=「ウルトラスリム」と思うのは危険で、12.7mmのウルトラスリムは複数見かけました。
- 型番はさすがに間違っていないでしょうから、型番で検索してウラを取るのが安全です。
- 中にはタイトルと商品写真で型番が違ってたりする罠も。
ざっと見たところの相場感
9.5mm厚/SATA接続の光学ドライブ、ざっと見たところの相場感です。eBayやaliexpressで買ったほうがちょっと安いですが、1000~2000円程度の品だと今の為替ではそう大きくは変わりません。
だったら国内のショップで買ったほうが早く届くし、商品不良時のやり取りもラクでしょう、というわけでアマゾンで。
- 記録不要:
- DellのPC用のリードオンリードライブ DV-18SA が ¥1,380~。 たぶんDell以外のPCでも使えますが、保証はありません。
- 新品とも中古とも書かれていない場合は、まず新品ということはないかと。
- 焼きたい&新品がいい(外付けドライブを分解するのは厭わない):
- HDDでもそうですが、内蔵ドライブより外付けドライブのほうが安いことがあります。
- Qtop ポータブルドライブ 外付けプレイヤー USB3.0対応 CD-RW/DVD-RW タッチ制御 Superdrive搭載 Windows/Mac両対応-ブラック ¥2,188
- うまくケースを外して中身を取り出せればお得です。ただし9.5mm厚/SATAだという保証はありません。商品のスペックや写真を見る限りは大丈夫そうですが……。
- 外付けでいいのでとにかく安く:
- 内蔵することを諦めれば、外付けのコンボドライブ(CDは焼けるがDVDは読むだけ)が ¥1,200 くらいから見つかります。
- いちおう新品扱いですが、今どきコンボドライブが生産されているかは疑問です。ケースは新品だけど、中身のドライブは良くてデッドストック、大半はリースアップ品など中古のような予感が。
安い外付けタイプはいずれも中国からの輸入品のようです。
日本語の説明書が欲しいとか、記録用ソフトが付属していて欲しいという場合は、ケチらずに日本のメーカー品を選ぶのがいいかと。
次回予告
というわけで外付けドライブを買ってバラしてみることにしました。はたして?⇒ つづき:ノートPCのDVDドライブをお安く換装したい(2)