「PSP go」が発表されました。(
SCEプレスリリース)
「新型」ではなく「上位機種」的な位置づけのようで、これまでの機種(PSP-3000)は併売されるとのこと。
DS Liteが発表されたときは、「DSより値段が高くなりますが、DSも併売するのでご安心ください」とか言われながらあっという間にDS Liteしか買えなくなったよなぁ…と懐かしい気持ちになりましたが、SCEの平井CEOによると、“
カタログに載っているけれど商品在庫はない、というのではなく、きちんと商品をお店に並べる、という意味での「併売」です”だそうで。
併売前提のためかアグレッシブな仕様変更も行われていて、(事前の噂どおり)UMDスロットがなくなって、代わりにフラッシュメモリ(PC用語だとSSD?)が搭載されました。16GBあるので、これだけでも結構やりくりできるかもしれません。PSPの場合、
ダウンロード購入したゲームソフトはいつでも無料で再ダウンロードできますし、PCにバックアップしてPSPから削除することも可能ですし。
PSP goが対応する「メモリースティック マイクロ」(M2)って?
でも16GBじゃ心許ない! という人のために、PSP goには「メモリースティック マイクロ」(公式略称は「M2」)のスロットが用意されているそうです。これまでのPSPで使われている「メモリースティック デュオ」(MSDuo)よりさらに小さく、ちょうど
miniSDとmicroSDのような関係。そう言えば最近miniSDってめっきり見なくなりましたね。MSDuoもいずれ同じ運命を辿るのでしょうか。
しかしこのM2、今のところ、海外では知りませんが日本ではまったく普及していません。メモステの本家ソニーがまだ1GBモデルまでしか販売しておらず、
PSP goに合わせてやっと4GB/8GBモデルを発売するという始末。
メモリーカードの安売店、上海問屋(
Yahoo!/
楽天)でもM2は扱いがありません。
M2のがDuoより安い!?
M2は日本での正規流通品が限られるとはいえ、輸入品を日本で買うことはできます。そもそもメモリーカードの類は、国内正規流通品があっても平行輸入品のが安いことがザラで、製品自体の品質にも違いはありません。保証は違ってきますが、故障して修理に出すような物じゃないので、初期不良のときに交換さえしてくれれば別段支障はありません。
というわけで値段を調べてみると、意外と
DuoよりM2のほうが安いこともあるのでした。意外!
ただし、M2のが安いと言っても、注意点が2つほどあります。
●M2の性能(読み書き速度)は遅いかもしれない
表の右端の高速タイプDuoと比べればM2はかなり遅いでしょうが、ノーマルDuoと比べても差があるという話も。ただし個体差やロット差もあるので、実際のところは分かりません。
●M2→Duo変換アダプタがないと、当面M2の使い途がない
PSP goにはM2が直接挿さりますが、普通のPSPでM2を使おうとしたら、「M2→Duo変換アダプタ」が必要になります。4GB/8GBは変換アダプタ同梱でもまだDuoより安いのですが。
アダプタを単体で買おうとすると、
アマゾンですと880円。一生使うことのなさそうな「M2→フルサイズMS変換アダプタ」との抱き合わせなのが残念です。
楽天だと謎メーカー品でよければ
179円(送料200円)というのがあります。
安いと言ってもM2→Duoはメモリースティックどうしでの変換なので、microSD→MSDuo変換アダプタよりは博打感は薄いかもしれません。
なお、11月1日にPSP goと同時発売されるソニー製M2(国内正規流通品)の店頭予想価格は
4GBで4千円、8GBが7千円前後。変換アダプタ付きとは言え、さすが正規流通品です。
そんなわけで、現状いちばんお買い得度が高いM2は、
「M2(8GB)+変換アダプタ」3,379円(楽天/送料込み)でした。変換アダプタは安心のSanDisk製なのもポイントです。